「ゴミを通貨にしよう。」 道ばたのゴミに価値を与えたマクドナルドのアンビエント広告
Case: The can currency
スウェーデンのストックホルムで実施されたアンビエント広告をご紹介。クライアントはいつも新しい広告で業界を驚かせているマクドナルド。
リサイクル先進国のスウェーデンでは、どんな缶でも1缶1クローネで換金できます。ここに目をつけたマクドナルドが、街からゴミを減らす為に行った施策がこちら。
トイレットペーパーのように巻かれた“黒いゴミ袋”が何枚も括り付けられたアウトドア広告。
そのゴミ袋には「カード、現金、そして缶が使えます」というキャッチコピーとともに、「缶を集めて持参すれば、ハンバーガーなどがゲットできます」というメッセージが書かれています。10缶でハンバーガーかチーズバーガー。40缶でビッグマックと交換できるそうです。
道行く人がこの“広告兼ゴミ袋”を1枚引っ張って持っていき、道端に捨てられている空き缶を拾って、それらを持参すると特典が受けられるという仕組みですね。ゴミという新しい通貨を作ることで、街をきれいにしながら、お客さんを店頭まで運んだスマートな施策でした。