テレビや新聞ではほとんど報道されていませんが、ネットでは大きく取り上げられているのが宮崎県日向市の産業廃棄物(?)問題です。
これは、日向市の黒木睦子さんが、黒木さんの実家の近くで「フェロニッケルスラグ」を使った土地造成の埋め立て作業により発生する粉塵で咳が止まらず、隣接する沈殿池でも基準値を越える有害物質が検出されているので、何とかして欲しいとブログやツイッターで発信し続けている問題です。
フェロニッケルスラグを生産しているのが(株)日向精錬所で、それを運搬しているのが(有)サンアイです。両社は、黒木さんが両社の名誉を毀損したとして記事の削除を求めて提訴しました。1回目の審理は、去年11月にそれぞれの会社別に行われました。しかし、2回目からは併合審理となりました。来月3日、3回目の審理が開かれます。
松田まゆみさんは、黒木さんを支援しています。自然保護活動している松田さんにとって黒木さんを支援するのは当然です。しかし、黒木さんを支援するという人の中にはカンパを募っていながらその収支報告をしない人もいたりして、その実態は闇の中にあります。
2回目の審理(2月4日、合同審理)で裁判長は、黒木さんがツイッターやブログで訴えていることがどうして正しいと言えるのかということを黒木さんに立証するように求めました。黒木さんは、独自に水質検査を実施してその検査結果をブログで公開しています。その検査結果が認められるのかどうかが大きなポイントになります。
2回目の審理(2月4日、合同審理)で裁判長は、黒木さんがツイッターやブログで訴えていることがどうして正しいと言えるのかということを黒木さんに立証するように求めました。黒木さんは、独自に水質検査を実施してその検査結果をブログで公開しています。その検査結果が認められるのかどうかが大きなポイントになります。
(株)日向製錬所は「フェロニッケルスラグは、国も認めた安全なもの。」と、説明しました。最初は、地区住民説明などなかったのです。
第❶工区(地権者 鈴木要氏)がほとんど終わった時点で、私たちから言われて、やっと開かれたものでした。もう、第❷工区(地権者 壱岐和久氏)に取り掛かろうとしてました。
地域住民 「これから万が一、害が出たとして誰が責任を取るのか?」
(株)日向製錬所 「・・・。」
(有)サンアイ 「・・・。」
黙ったままです。(有)サンアイという会社は、このフェロニッケルスラグをダンプで運んで山を造成する会社です。
地権者の両氏は、「責任は取ります。」と、言っていました。しかし、みんなの手前だったからでしょうか。今では、
地権者 鈴木要氏 「なんで責任取らねかんとか!」
地権者 壱岐和久氏 「責任は取りません。」
という風に、一変してます。口先だけでは非常に困るので「責任取るなら取る、取れないなら取りませんと、一筆書いてください。」と、関係者に何回も言ってるのですが、お互いに責任を擦り付け合っていて、聞いて聞かぬふりです。
結局、この工事は完了しました。何十万トンもの有害なフェロニッケルスラグが山に放棄されてます。下流域には田んぼが広がってます。近くは人も住んでいるのです。
風の強い日は、もうもうとスラグが舞って咳が止まりませんでした。夏の暑い日は、なんともいえない吐き気のする臭いがしました。
何度も何度も、(有)サンアイに地権者に(株)日向製錬所に、工事を止めるように言いましたが、みんな知らん顔で聞く耳持ちません。
(2014-01-23 09:05)
黒木睦子さんへの妨害行動と産廃問題← 松田まゆみさんのブログ