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平成元年4月に開館した本館には峰町の遺跡から出土した考古・民俗資料を中心に展示しています。過去、積極的に学術調査を進めてきた結果、 「山辺 ( やんべ ) 遺跡」、 「佐賀 ( さか ) 貝塚」、 「チゴノハナ遺跡」、 「井出 ( いで ) 遺跡」、 「小姓島 ( こしょうじま ) 遺跡」、 「 ガヤノキ遺跡」から出土した遺物を展示しています。
「佐賀貝塚」から出土した骨角器(刺突器、釣針など)、 石器( 石鏃 ( せきぞく ) 、 石銛 ( いしもり ) など材石は黒曜石)等をはじめ 「 鹿笛 ( しかぶえ ) 」等を展示しています。「鹿笛」は考古資料としては全国に2例しかなく縄文時代の遺跡からは出土例がありません。狩猟文化を研究する上で第1級の資料です。
また、ほかの遺跡からも貴重な遺物が多く確認されています。
外観
展示状況
※開館時間 午前9時から午後5時まで
※休 館 日 年末年始
※入 館 料 無料
※住 所 対馬市峰町三根451
※連 絡 先 0920-83-0151
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資料館内部は宝の山
| 展示ケース(各遺跡)ごとの音声ガイドは詳細で、ただ解説文を目で追いながら見て歩くのとでは雲泥の差。より理解が深まりました。黒曜石のやじりから古墳時代の副葬品まで、ここに並べられている出土品の豪華さはまるで宝の山のようです。
遠隔地との交易を物語る、津軽地方の骨製品や沖縄の貝、そしてもちろん朝鮮半島からの品々。弥生時代の日本を客観的に記した「魏志倭人伝」の記述を裏付けるような遺物が並べられていました。
| 館内撮影禁止だったので、最初は音声ガイドを繰り返し聞きながらメモを取っていました。でも余りにも「多すぎる!」ので、職員の方に「撮影させてください」とお願いしてしまいました。 |
恵比須山遺跡出土の県指定文化財
粟粒文方柱十字形把頭飾(あわつぶもんほうちゅうじゅうじがたはとうしょく)
| 展示品はどれもが素晴らしかったのですが気になったのは、二重のケースに収められていた粟粒文方柱十字形(あわつぶもんほうちゅうじゅうじがた)把頭飾(はとうしょく)、始めて見た鹿笛と、そして磨製の石剣(銅矛のような形の石の剣)でした。 |
佐賀貝塚出土、鹿角製「鹿笛(縄文後期)」
鹿の声をまねておびき寄せる狩猟具(左右6.2cm)
| 鹿笛 : 『鹿の声をまねておびき寄せる狩猟具。北海道や熊本に7世紀の資料があるが、佐賀貝塚(縄文後期)の物が最も古い。全国で20例近く残っており、サンゴ(鹿の胎児)の川などを貼って吹いた。縄文時代から鹿笛猟が行われていたことを示す貴重な資料である。』 |
縄文時代の鹿笛(上)と日本鹿の鳴き声(下)のソナグラフ
| 音声ガイドつきの、こんなに充実した資料館は初めてです。それなのに入館料は驚きの「無料!!!」なんです。周辺の遺跡の発掘研究が進み、当時の暮らしぶりがもう少し鮮明になってくることを期待して感謝の気持ちにかえさせて頂きます。写真を撮らせていただき、本当にありがとうございました!
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長崎県立対馬歴史民俗資料館
対馬には、宗家文庫史料をはじめとする古文書や遺跡など歴史的文化遺産が数多く残っています。当館は、これらの貴重な資料の保存のため昭和52年(1977年)に建設されました。1階展示室には、考古・民俗・歴史資料約100点と対馬に棲むツシマヤマネコをはじめ6体の動物の剥製を展示しています。また、ビデオコーナーでは、対馬に関するビデオを見ることができます。2階収蔵庫には、宗家文庫史料約7万点並びにその他の史料約3万点が保管されています。
【施設名】 長崎県立対馬歴史民俗資料館
【所在地】 〒817-0021 長崎県対馬市厳原町今屋敷668-1 >> グーグルマップ
【電話番号】 0920-52-3687
【開館時間】 午前9時から午後5時まで
【休館日】 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月28日~1月5日)、資料整理期間(年1回、10日間)
【入館料】 無料
【公式サイト】 対馬歴史民俗資料館
豊玉町郷土館
本館では豊玉町の縄文時代から古墳時代の遺跡から出土した考古資料を中心に展示しています。昭和41~42年に町内佐保の「シゲノダン遺跡」、「 佐保唐崎(さほとうさき)遺跡」 から当時国内では出土例がない朝鮮系の青銅器が発見されました。現在は東京国立博物館が所蔵しており、本館ではレプリカを展示しています。そのほか「ヌカシ遺跡・ 住吉平貝塚」(すみよしびらかいづか)(縄文遺跡)、「貝鮒崎古墳(かいふなさきこふん)・クワバル古墳」(古墳時代)から出土した遺物を展示しています。
【施設名】 豊玉町郷土館
【所在地】 〒817-1201 長崎県対馬市豊玉町仁位370 >> グーグルマップ
【電話番号】 0920-58-1116
【開館時間】 午前9時から午後5時まで
【休館日】 毎週月曜日、国民の祝日及び休日の翌日及び年末年始
【入館料】 無料
峰町歴史民俗資料館
平成元年4月に開館した本館には峰町の遺跡から出土した考古・民俗資料を中心に展示しています。過去、積極的に学術調査を進めてきた結果、「山辺(やんべ)遺跡」、「佐賀(さか)貝塚」、「チゴノハナ遺跡」、「井出(いで)遺跡」、「小姓島(こしょうじま)遺跡」、「 ガヤノキ遺跡」から出土した遺物を展示しています。「佐賀貝塚」から出土した骨角器(刺突器、釣針など)、 石器(石鏃(せきぞく)、 石銛(いしもり)など材石は黒曜石)等をはじめ 「鹿笛(しかぶえ)」等を展示しています。「鹿笛」は考古資料としては全国に2例しかなく縄文時代の遺跡からは出土例がありません。狩猟文化を研究する上で第一級の資料です。また、ほかの遺跡からも貴重な遺物が多く確認されています。
【施設名】 峰町歴史民俗資料館
【所在地】 〒817-1301 長崎県対馬市峰町三根451 >> グーグルマップ
【電話番号】 0920-83-0301
【開館時間】 午前9時から午後5時まで
【休館日】 年末年始
【入館料】 無料
上対馬町歴史民俗資料館
上対馬総合センター内にある歴史民俗資料室には古来より大陸文化の窓口として重要な位置あった対馬(上対馬町)の歴史と文化財を紹介しています。中でも国指定史跡「塔の首遺跡」(とうのくびいせき)から出土した広鋒銅矛(ひろさきどうほこ)(複製)をはじめ遺跡の復元模型を展示しています。 また、「朝日山古墳群」(あさひやまこふんぐん)(市指定史跡)、「経隈墳墓」(きょうのくまふんぼ)「コフノサエ遺跡」等の貴重な出土遺物を公開しています。そのほか漁具、農具、民具などの民俗資料、市内に生息する動物をジオラマで紹介しています。
【施設名】 上対馬町歴史民俗資料館
【所在地】 〒817-1701 長崎県対馬市上対馬町比田勝575-1 >> グーグルマップ
【電話番号】 0920-86-3052
【開館時間】 午前9時から午後5時まで
【休館日】 土日祝日及び年末年始
【入館料】 無料
対馬の歴史
http://www.tsushima-net.org/history/museum.php
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転載元: 日本の海が安全で美しくあれ(尖閣・竹島・対馬・水俣・徳山・福島)