(お知らせ)土壌の汚染に係る環境基準及び土壌汚染対策法に基づく特定有害物質の見直し等について(第2次答申)
平成27年12月11日に開催された中央環境審議会土壌農薬部会(第32回)において、「土壌の汚染に係る環境基準及び土壌汚染対策法に基づく特定有害物質の見直しその他法の運用に関し必要な事項について(第2次答申)」が取りまとめられ、平成27年12月28日付けで中央環境審議会会長から環境大臣へ答申がなされました。
1. 審議の経緯
平成25年10 月7日、環境大臣から中央環境審議会会長に対して、「土壌の汚染に係る環境基準及び土壌汚染対策法に基づく特定有害物質の見直し等について」(諮問第362 号)(1,1-ジクロロエチレン等の6物質が対象)諮問がなされました。
このことから、1,4-ジオキサン・塩化ビニルモノマーについて中央環境審議会土壌農薬部会土壌環境基準小委員会における土壌環境基準の見直し、土壌制度専門委員会における土壌汚染対策法に基づく特定有害物質の見直しその他法の運用に関し必要な事項に関する審議を経て、土壌農薬部会(第32回)において、土壌の汚染に係る環境基準及び土壌汚染対策法に基づく特定有害物質の見直しその他法の運用に関し必要な事項について(第2次答申)がとりまとめられ、平成27年12月28日付けで中央環境審議会会長から環境大臣へ答申がなされました。答申は別添のとおりです。
2.添付資料
・別添 土壌の汚染に係る環境基準及び土壌汚染対策法に基づく特定有害物質の見直しその他法の運用に関し必要な事項について(第2次答申)平成27年12月中央環境審議会土壌農薬部会
添付資料
1,4-ジオキサンと塩化ビニルモノマーについて
1,4-ジオキサンは揮発性物質で、水に溶けやすく、油にも溶けやすい性質から、広く溶剤として使われており、有機化合物を製造する際の反応溶剤として使われるほか、トランジスター、合成皮革や塗料などの溶剤として、また、洗浄剤の調整用溶剤、繊維処理・染色・印刷時の分散剤や潤滑剤などにも使われている。
塩化ビニルモノマー(クロロエチレン)は、ほぼ全量がポリ塩化ビニル(塩化ビニル樹脂)や塩化ビニル系共重合樹脂の原料として使われている。