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Channel: 持続可能な開発(水・土・廃棄物)
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水豊ダムは日本チッソが発電のために造ったしたダムである

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水豊ダム

 
水豊ダム 所在地 位置 河川 ダム湖ダム諸元 ダム型式 堤高 堤頂長 堤体積 流域面積 湛水面積 総貯水容量 有効貯水容量 利用目的 事業主体 電気事業者 発電所名
(認可出力) 施工業者 着工年/竣工年 備考
SupongDamOct2010-2.jpg
左岸:朝鮮民主主義人民共和国平安北道
右岸:中華人民共和国遼寧省
北緯40度27分42秒
東経124度57分44秒
鴨緑江
水豊湖
重力式コンクリートダム
166.40 m
899.50 m
139,000
- km²
- ha
7,600,000,000 m³
11,600,000,000 m³
発電
朝鮮窒素肥料(朝鮮窒素)
不明
現在名不明
間組西松建設
1937年/1944年
数値は竣工当時のもの
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水豊ダム
スプンダム
Supung Dam
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建設中の水豊ダム
 
水豊ダム(スプンダム、すいほうダム)は朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)平安北道中華人民共和国遼寧省鴨緑江(国境)にある日本チッソが建設したダムである。

概要

 朝鮮半島日本の統治下であった1937年満州国朝鮮電力確保の為、建設が開始された。建設されたのは鴨緑江下流の平安北道新義州府(現在の新義州市)から80km地点の日満国境(現在は中朝国境)であった。
 
 湛水面積は日本琵琶湖(670.33平方キロメートル)のほぼ半分に相当し、総工費は約5億円である。なお、この金額は同時代に構想されていた「東京・下関間新幹線」に匹敵する巨額であり、その費用は当時朝鮮半島でも一大重化学企業であった朝鮮窒素肥料(朝鮮窒素)(現在のチッソ)が負担したという。太平洋戦争の泥沼化の中、1944年3月水豊水力発電所(発電能力:60万kW)と共に竣工した。
 この発電規模は当時の世界最大級であり1940年当時の日本国内の水力発電規模280万kWと比較してもその大きさは容易に比較できる。7基の発電機は各々約10万kWの発電能力を持っていたが、当時世界最大級の能力であり、製造を受注した東京芝浦電気(現在の東芝)は製造のために新工場を建設したという。
 
 1945年8月9日ソ連軍赤軍)侵攻により、7基の発電機のうち5基を略奪された。略奪された発電機は、カザフスタン共和国イリティッシュ川(エルティシ川)上流のダムで確認されている。
 
 朝鮮戦争中に雷撃を含む、アメリカ軍機の攻撃を受けたが、ダム構造が堅牢であったため決壊を免れた。戦後に北朝鮮は発電能力を増強して復興した。竣工から60年以上経過した現在もダム本体は大きな改修工事が行われず現役であると思われ、現在も北朝鮮の重要なエネルギー源の一つである。なおダム湖は中朝国境となっており、北側は中国領である。

備考

ダム堰堤と発電設備と送電鉄塔が描かれている。[要出典]
  • 現在の発電施設は朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)側にあり、金日成の肖像画が捧げてある他、同国のプロパガンダなどの看板がある。

外部リンク


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