小茂田浜の歌
樋口〇〇作
一.
頃は文永十一の 浪の花立つ神無月
傲慢無礼の蒙古勢 海をおおうて寄せ来る
助国公を始めとし 一族郎党おしなべて
忠義一途の対馬武士 頼む心の一すじは
霰たばしる真剣ぞ 踏み迷わじ万張?の
月は照りその神前に 一歩も入れじとただ進め
進め勇めの号令よ 吶威?一声いかづちの
天地に響くばかりなり
二.
智勇仁義の名将の 下弱卆のあるべきぞ
忠臣心をあつめつつ 御陵威を楯となり
きらめく剣に将を?り とどろく蹄に旗を抜き
死して忠戦の鬼となるも 生きて異国の奴なる?
寸歩も去らず戦? 敵は竹葦と攻め囲み
流石武勇の英将も いとも手痛き戦いに
五丈?頭星落ちて ?なお暗きなりにけり?
三.
中にも斉藤資定は、二つの腕はたたれても
忠義の二字は凛然と 大喝 敵をしりぞけて
顔を岩にふれて死す 散りきわ潔き山桜
大和心に?みしらは 小茂田の浜を落ちていく
若葉の木の光こそ 実に国民の基盤なれ
四・・・・?誰かお教え願います