リスク:目的に対する不確かさの影響。
影響とは、期待されていることから、好ましい方向及び/又は好ましくない方向にかい(乖)離することをいう。
目的は、例えば、財務、安全衛生、環境に関する到達目標など、異なった側面があり、戦略、組織全体、プロジェクト、製品、プロセスなど、異なったレベルで設定されることがある。
リスクは、起こり得る事象、結果又はこれらの組合せについて述べることによって、その特徴を記述されることが多い。
リスクは、ある事象(周辺状況の変化を含む。)の結果とその発生の起こりやすさとの組合せによって表現されることが多い。
不確かさとは、事象、その結果又はその起こりやすさに関する、情報、理解又は知識が、たとえ部分的にでも欠落している状態をいう。
リスクマネジメントを、価値を創造し保護するものとしており、次のことを可能にするとしています。
●目的達成の可能性を増加させ、事前管理を促す
●組織全体でリスクを特定し、対応する必要性を認識し、好機と脅威の特定を改善する
●関連する法律及び規制の要求事項並びに国際的な規範を順守し、義務的及び自主的報告を改善する
●統治を改善し、ステークホルダーの信頼と信用を改善する
●意思決定と計画のための信頼できる基盤を確定し、管理策を改善する
●リスク対応のために資源を効果的に割り当てて使用し、業務の有効性と効率を改善する
●健康や安全のパフォーマンスとともに環境保護を高める
●損失の予防と事態管理を改善し、損失を最小化する など