“日越 海上の安全保障で協力”
1月9日 ベトナムを訪れている自民党の谷垣総裁は、フン国会議長と会談し、南シナ海で中国が海洋進出の動きを強めていることを受けて、日本とベトナムの間で、海上の安全保障の協力を強化していく必要があるという認識で一致しました。
自民党の谷垣総裁は、総裁就任後初めての外国訪問として、8日からベトナムを訪れており、9日、フン国会議長と会談しました。この中でフン議長は、南シナ海で中国が海洋進出の動きを強め、島々の領有権を巡ってベトナムなど周辺国と対立していることについて、
「国際法にのっとって多国間で平和的に解決したい」と
述べました。
これに対し、谷垣総裁は
「自民党としても大きな関心を持っている。多国間で解決する枠組みができつつあることに期待しているが、日本とベトナムの間でも連携を強めたい」と
述べ、両国の間で、海上の安全保障の協力を強化していく必要があるという認識で一致しました。
また、谷垣総裁は、ベトナムが交渉に参加しているTPP=環太平洋パートナーシップ協定について、「日本の国益に沿うかどうか高い関心を持っており、より連携して情報交換したい」と述べました。