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Channel: 持続可能な開発(水・土・廃棄物)
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「環境首都水俣」創造事業  269百万円

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「環境首都水俣」創造事業(水俣病総合対策関係経費等の一部)
269百万円(200百万円)
環境保健部企画課

1.事業の概要
 水俣・芦北地域では、近年、人口減少や景気低迷等により地域社会の疲弊
が著しく、水俣病問題の解決のためには、地域の再生融和・振興が不可欠で
ある。一方、これらの地域では、水俣病を教訓に、「環境モデル都市」として、ご
みの高度分別やリサイクルなど環境保全を通じて生活を豊かにする取組が進
んでおり、環境をてこにした地域の再生融和・振興の可能性にあふれている。
 こうした現状を踏まえ、関係自治体による事業を支援し、水俣病関連施設、
環境に対する高い市民意識や蓄積された環境産業技術、美しい自然など地域
の有形無形の環境資源を発展的に活用した「環境負荷を少なくしつつ、経済発
展する新しい形の地域づくり」(「水俣病被害者の救済及び水俣病問題の解決
に関する特別措置法の救済措置の方針」平成22年4月閣議決定)を進める。
 
2.事業内容
(1)ゼロカーボン産業団地創出等事業
 水俣病発生地域において、地域の有形無形の環境資源を活用することで環
境価値を向上しながら地域の経済・産業基盤を強化するため、水俣病被害者も
働いている水俣産業団地をゼロカーボン化し環境ブランドを向上させる事業、
環境産業を中心として地域企業の連携を進め地域企業の競争力の強化に結
びつける事業(経済界のもやい直し)等に補助を行う。
 
(2)地域の有形無形の環境資源を活用したエコツーリズムの振興
 温室効果ガスなどの環境負荷を低減しながら、水俣病発生地域の観光を推
進してエコツーリズム等を振興していくため、その中核となる地域の公共交通
機関の利便性や利用環境を向上させる事業、地域の有形無形の環境資源を
活用した観光商品を開発する事業等に補助を行う。
 
(3)地域社会の絆の修復に資する「心豊かな公共空間」の実現
 スプロール化が進み衰退が著しい中心市街地の衰退を食い止めるとともに、
温室効果ガスの排出の少ない集約型の都市構造を実現すること等を目的と
して、市内中心部等において、水俣病被害者が利用しやすい、地域社会の
絆の修復に資する地域交流拠点となる施設を、環境負荷の低減を講じつつ
整備する事業等に補助を行う。
 
3.施策の効果
 水俣・芦北地域は、地域に生じた軋轢等により、加速する人口減少・高齢化、
県下最低レベルの雇用情勢・投資水準となっている。詳細な分析(例:環境省
が支援して作成した「水俣市平成23年度環境まちづくり推進事業概要報告書」)
に基づいた本事業の実施を通じ、地域社会の絆の修復、地域の振興・雇用の
確保等に一定の貢献ができると考えられる。
 また、水俣市(人口2万7千人)と同規模の都市が多い東日本大震災の被災
地に対し、復興のモデルを提示することにもつながることも期待される。
 
 
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