危険な街 鶴橋で火災 鶴橋を再開発して安全な街にしてほしい
大阪府の重点密集市街地について
鶴橋・玉津3地区 47ha
生野区中川西1丁目、鶴橋3~5丁目、東成区大今里西3丁目、玉津3丁目
鶴橋・東小橋地区 24ha
生野区鶴橋1~2丁目、天王寺区下味原町、東上町、東成区東小橋3丁目
密集住宅市街地整備の戦略的推進に向けての提言
[2010年2月15日]
大阪市では、平成19年8月に、学識経験者等により構成される「密集住宅市街地整備推進戦略策定委員会」を設置し、密集住宅市街地の整備を効率的・効果的に推進するための方策について検討を行い、平成20年2月1日に「密集住宅市街地整備の戦略的推進に向けての提言」が取りまとめられました。
提言では、「安全で安心して暮らせるコミュニティの息づく魅力あるまち」を基本目標に、「大火とならないまち」、「建物が倒壊しないまち」、「コミュニティが息づく魅力あるまち」を実現するため、地域住民等との緊密な連携のもと、民間の力をうまく引き出すための規制誘導の手法を活用するとともに、重点的・限定的な公共投資を実施し、密集住宅市街地の整備を戦略的に推進することが必要であるとしています。
大阪市では、今後、この提言を踏まえ、密集住宅市街地整備の推進に向けて、各種施策を積極的に進めていきます。
市長への提言(平成20年2月1日)
項番 | 内容 | ページ | ||
表紙・目次 | ||||
1 | 密集住宅市街地の現状・背景 | 1 | ||
1-1 | 密集住宅市街地を取り巻く状況 | 1 | ||
1-2 | 大阪市の密集住宅市街地の現状 | 5 | ||
1-2-1 | 『防災性向上重点地区』と『特に優先的な取り組みが必要な密集住宅市街地』の位置づけ | 6 | ||
1-2-2 | 国における動き | 7 | ||
1-2-3 | 大阪市の密集住宅市街地の現状について1~3 | 8 | ||
大阪市の密集住宅市街地の現状について4~8 | 11 | |||
大阪市の密集住宅市街地の現状について9~11 | 16 | |||
1-2-4 | 東南海・南海地震や上町断層帯地震による直下型地震の発生のおそれ | 19 | ||
1-3 | これまでの取り組み | 21 | ||
1-3-1 | 取組みの変遷 | 22 | ||
(1)面的整備モデル事業 | 23 | |||
(2)公共主導による面的整備事業 | 24 | |||
(3)民間活力を活かした事業 | 25 | |||
(4)地域住民等との連携 | 26 | |||
1-3-2 | エリアの重点化による事業展開 | 27 | ||
2 | 戦略の必要性 | 28 | ||
3 | 密集住宅市街地整備の目標と戦略 | 29 | ||
3-1 | 「大火とならないまち」 | 30 | ||
3-2 | 「建物が倒壊しないまち」 | 31 | ||
3-3 | 「コミュニティが息づく魅力あるまち」 | 32 | ||
3-4 | 「安全で安心して暮らせるコミュニティの息づく魅力あるまちの実現」への戦略 | 33 | ||
4 | 施策展開の戦略的視点 | 34 | ||
5 | 具体的な施策の展開 | 35 | ||
5-1 | 施策の構成と展開方針 | 35 | ||
5-2 | 都市の防災骨格の形成 | 37 | ||
5-3 | 地域の防災性の向上 | 39 | ||
5-4 | 建替・除却の促進 | 44 | ||
5-5 | 建築物の不燃化の促進 | 47 | ||
5-6 | 建築物の耐震化の促進 | 48 | ||
5-7 | 従前居住者対策 | 52 | ||
5-8 | コミュニティの形成によるまちづくり | 53 | ||
6 | むすび | 55 | ||
附-1 | 密集住宅市街地整備推進戦略の体系 | 56 | ||
附-2 | 戦略的な施策の展開イメージ | 57 | ||
- | 密集住宅市街地整備推進戦略策定委員会 委員名簿及び開催状況 |
密集市街地の整備について
大阪府では、市町村とともに、大火の原因となりうる木造賃貸住宅や老朽住宅が密集している地区(密集市街地)において、火災の燃え広がりを防止するために道路の拡幅や、公園の整備を行っています。また、木造賃貸住宅や老朽建築物を耐火・準耐火建築物へ建替えていただくよう地域の方々への呼びかけも行っています。
門真市石原東・幸福北地区
門真市石原東・幸福北地区
密集市街地とは
密集市街地とは、木造の老朽化した古い建物が建ち並んでいて、狭い道路が多く公園などの公共的な空間・空き地が少ないために、地震や火事のときに大規模な火災になる危険性が高い市街地のことを言います。
大阪府内の密集市街地は、大きく分けると以下の二つのタイプに分けられます。
- 戦前からの市街地(大阪市内など)
歴史的な町割りで、長屋等を中心とした建物が多い。
- 高度経済成長期に急激に人口が増えた市街地(郊外へ向かう鉄道沿線など)
田畑が短期間のうちに市街化したもので、木造賃貸住宅が多い。
密集市街地の現状・特性と課題
密集市街地は、昭和40年代ごろまでに形成されたまちで、古くからのコミュニティーが根付き、駅から近く、利便性の高いところです。しかし、様々な課題も抱えています。
この課題を解消するには、燃えにくい建物に建替える、道を作る・拡げる、公園を作るといったことが重要になってきます。
阪神淡路大震災の教訓
平成7年1月17日に発生した阪神・淡路大震災では、建物の倒壊などにより発生した火災が、次々と燃え広がり、市街地大火となる等、大きな被害が発生しました。特に、老朽住宅の多い密集市街地においては、被害が顕著であり、この地震により、燃えやすい建築物の存在や道路・公園等の都市基盤の不足によって、大規模な災害をもたらすことが明らかになりました。
これを教訓として、大阪府では、早急に対策を講ずる必要のある区域を「災害に強いすまいとまちづくり促進区域」と位置付け、市や町が主体となって、その基本方針に基づき、整備を促進しているところです。
整備手法
道路整備
避難地への通路の確保や、火災発生時に消防車等の緊急車両が通行できるようにするために、土地や建物をお持ちの方にご協力をいただきながら道路を拡くしたり、新たに作ったりしています。
公園整備・広場整備
防火水槽を設けた公園や、広場をつくっていきます。
ふだんは地域の方々に親しまれるいこいの場として、また災害が発生したときは一時的な避難地や防災拠点として使われます。火事のときには燃え広がりを防ぐ空間としての役割もあります。
方法 | 公園整備 |
目的 | オープンスペースの確保 |
内容 | 主要生活道路の拡幅、小公園の設置 |
良くなった点 | 日常は地域の色々な世代の方のふれあいの場となり、災害時には一時的な避難地や防災拠点となります。 通学路となる歩道の整備を同時に行うことにより広いオープンスペース(空地)が確保されました。 |
整備前後の写真 | |
場所 | 守口市佐太中町 |
建替促進
古くなった木造の建物を燃えにくい建物に建替えていただくときに支援を行っています。
密集市街地に燃えにくい建物が増えることで、火事が起こりにくく、また、火事の発生時にも燃え広がりにくくなります。また、新しい建物は、地震発生時にも、倒壊の危険性が少なく、避難や消火・救助活動の妨げになりません。
住宅、公共施設等を総合的に整備
土地区画整理事業の活用
道路整備が必要な地区や接道条件が悪い地区等では、土地区画整理事業を活用し、土地の交換分合と集約化により、敷地の整序と道路等の公共施設整備を行います。
市街地再開発事業の活用
駅周辺や幹線道路沿道などの人々が集まる地区等では、市街地再開発事業を活用し、権利変換等の手法により建築物整備と基盤整備を一体的に行います。
方法 | 市街地再開発事業の活用(区画整理事業との合併施行) |
目的 | 権利者の意向に沿った建替えを進め、良好な住環境を整備 |
内容 | この地区の再整備に向け、地域の方々の参加を得て、宅地の再配置と公共施設の整備、併せて老朽住宅等の除却、建替えの促進及び従前居住者用住宅の建設などの事業を行いました。 |
良くなった点 | 建築物の建替えにより、良質な住宅の供給と不燃化が促進されました。 |
整備前後の写真 | |
場所 | 豊中市野田町 |
防災街区整備事業
防災性と居住環境の向上を目指し、権利変換(注)による土地・建物の共同化を基本としつつ、例外的に個別の土地への権利変換を認める柔軟かつ強力な事業手法を用いながら、老朽化した建築物を除却し、防災性能を備えた建築物及び公共施設を行う事業です。
- (注)権利変換…従前に権利者が所有していた土地・建物の権利を、新たに整備される土地・建物に関する権利に置き換えること。
ワークショップ
地域の方々によるまちづくりのためのワークショップ等を開催し、自分たちの住むまちをより住みやすいまちにするよう考えていただいております。
方法 | 住民参加型のワークショップ方式による公園整備 |
目的 | 地域に愛され・防災機能を備えた公園を整備するため |
内容 | 公園の整備計画を住民参加型ワークショップ方式により、行政・コンサルタントと協同で、計画づくりを行いました。(計3回開催、延べ85名参加) |
良くなった点 | 地域の方々が積極的に関わり、計画づくりを行うことにより、地域密着型の公園を整備することができます。 公園に耐震性貯水槽を設置するため、地域防災の向上を図ることができます。 |
ワークショップ写真 | |
場所 | 寝屋川市萱島東 |
規制誘導
密集市街地を防火・準防火地域として指定することで、建替えの際に燃えにくい建物が増え、災害に強いすまいとまちになっていきます。
防火・準防火地域では、一定規模以上の建築物に耐火・準耐火建築物として、建築することが義務づけられます。
各市、順次、防火・準防火地域の指定拡大を行っております。
・市街化区域すべてを防火又は準防火地域に指定
特に優先的な取り組みが必要な密集住宅市街地
生野区
生野西 1丁目~4丁目
生野東 1丁目~4丁目
勝山北 1丁目~5丁目
勝山南 1丁目~4丁目
舎利寺 1丁目~3丁目
中川西 1丁目~3丁目
林寺 1丁目 2丁目(生野線以北)3丁目、5丁目
鶴橋 1丁目~5丁目
桃谷 1丁目~5丁目
生野東 1丁目~4丁目
勝山北 1丁目~5丁目
勝山南 1丁目~4丁目
舎利寺 1丁目~3丁目
中川西 1丁目~3丁目
林寺 1丁目 2丁目(生野線以北)3丁目、5丁目
鶴橋 1丁目~5丁目
桃谷 1丁目~5丁目
東成区
玉津 1丁目~3丁目
中道 2丁目、4丁目
東小橋 3丁目(泉尾今里線(千日前通)以南)
中道 2丁目、4丁目
東小橋 3丁目(泉尾今里線(千日前通)以南)
鶴橋駅で火事
近鉄の布施から難波までと JR環状線がストップ中
ちょっとゴミゴミしすぎやから綺麗にしよう
あそこ店が密集しすぎて危険やねん
鶴橋-布施間の街並みの汚さは異常
いつ火事が起こってもおかしくないんだよなあ…
どう考えても残当 焼肉屋と駅が一体化してるようなもんだし
焼肉焼いても家焼くな
延焼不可避
再開発の時間だあああああああああああ