12/1~5日のあおぞら財団主催の日中公害・環境問題に関する研修プログラムに参加された中国環境NGO「自然の友」武漢小組長の曾祥武弁護士が訴訟に係わっている雲南省曲靖市の化学工場による重金属汚染事件が北京共同発の12/4京都新聞記事に掲載されていましたので、添付ファイルでお知らせします。
曾弁護士は、拙編著『深刻化する土壌汚染』(世界思想社、2011年1月)第13章「中国・長江流域の土壌汚染調査」に報告した「湖北省黄石市大冶銅緑山鉱山の公害調査」でお世話になった弁護士であり、今回の訴訟の科学技術的な支援を依頼されました。
なお、10/31京都新聞記事の湖南省株洲製錬所のカドミウム汚染は、拙編著『アジアの土壌汚染』(世界思想社、2008年)第5章「中国湖南省の土壌汚染」で調査報告したものです。遼寧省のコロ島製錬所も株洲、広東省鉊関、甘粛省白銀と中国四大鉛・亜鉛製錬所であり、カドミウムは亜鉛鉱石に約100分の1含まれています。