循環資材の環境安全品質及び検査方法に関する基本的考え方
(1) 最も配慮すべき曝露環境に基づく評価: 環境安全品質の評価は,対象とする循環資材の合理的に想定しうるライフサイクルの中で,環境安全性において最も配慮すべき曝露環境に基づいて行う。
(1) 最も配慮すべき曝露環境に基づく評価: 環境安全品質の評価は,対象とする循環資材の合理的に想定しうるライフサイクルの中で,環境安全性において最も配慮すべき曝露環境に基づいて行う。
(2) 放出経路に対応した試験項目: 溶出量や含有量などの試験項目は,(1) の曝露環境における化学物質の放出経路に対応させる。
(3) 利用形態を模擬した試験方法: 個々の試験は,試料調製を含め,(1) の曝露環境における利用形態を模擬した方法で行う。
(4) 環境基準等を遵守できる環境安全品質基準: 環境安全品質の基準設定項目と基準値は,周辺環境の環境基準や対策基準等を満足できるように設定する。
(5) 環境安全品質を保証するための合理的な検査体系: 試料採取から結果判定までの一連の検査は,環境安全品質基準への適合を確認するための「環境安全形式検査」と,環境安全品質をロット単位で速やかに保証するための「環境安全受渡検査」で構成し,それぞれ信頼できる主体が実施する。
附属書 II 道路用スラグに 環境安全品質及びその検査方法を導入する ...
(Adobe PDF) - htmlで見るwww.jisc.go.jp/newstopics/2012/201203slag_A5.pdf
4.5 環境安全品質基準について(本体の 8.1). 4.5.1 環境安全品質基準. 4.5.2 含有量 の上限について. 4.6 環境安全受渡検査判定値について(本体の 8.2). 4.7 試験方法 について(本体の 10.1.1). 4.7.1 利用模擬試料と道路用スラグ試料の選択について.
附属書 II 道路用スラグに 環境安全品質及びその検査方法を導入する ...
(Adobe PDF) - htmlで見るwww.jisc.go.jp/newstopics/2012/201203slag_A4.pdf
用スラグから影響を受ける土壌や地下水等の環境媒体が,各々の環境基準等を満足 できるように,. 道路用スラグが確保すべき品質。 4.2 環境安全形式検査. 道路用材 として使用するために粒度調整や他の材料との混合などの加工 1) を行った後,該当 JIS.
スラグ類に共通の環境安全品質を JISへ導入するための指針の制定 ...
(Adobe PDF) - htmlで見るwww.jsim.or.jp/ecoslag/pdf/729_2_3.pdf
ラグ」であり、両JISには溶出量基準と含有量基準が設. 定された。更に、鉄鋼業や非鉄 金属製錬業から産出する. スラグについても検討が重ねられ、溶融スラグも含めた. “ スラグ類”に共通の環境安全品質を導入するための指. 針(以下、スラグ類共通指針) ...
www-cycle.nies.go.jp > ... > 環環 - キャッシュ
... があります。このことから、環境安全品質は循環資材全体に共通の考え方に基づいて おくことがとても重要になるのです。 ... 土壌や地下水、河川水、海水には、人の健康を 保護し生活環境を保全するため環境基準という目標値が設定されています。また、土壌 ...
検査の責任者はスラグ製造業者とし、試験の実施者は、
環境安全形式検査では客観性を確保するために、スラグ製造
業者から委託を受けた専門の試験機関とされた。環境安全受
渡検査ではスラグ製造業者も実施できることとし、これにより試
験結果が得られるまでの期間やコストなどの縮減を図れるよう
に配慮された。また検査の頻度は、環境安全形式検査では配
合条件を大きく変更した都度実施することとし、環境安全受渡
検査は製造ロットごとに実施することが基本となった。
環境安全形式検査では客観性を確保するために、スラグ製造
業者から委託を受けた専門の試験機関とされた。環境安全受
渡検査ではスラグ製造業者も実施できることとし、これにより試
験結果が得られるまでの期間やコストなどの縮減を図れるよう
に配慮された。また検査の頻度は、環境安全形式検査では配
合条件を大きく変更した都度実施することとし、環境安全受渡
検査は製造ロットごとに実施することが基本となった。
廃棄物・副産物のリサイクルにおける環境安全性の捉え方
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環境安全品質を循環資材へ規定した先駆けは JIS A5031(コ. ンクリート用溶融スラグ 骨材)および JIS A5032(道路用溶融ス. ラグ骨材)であり、両JISには2007年に溶出量 基準と含有量基. 準が規定された。さらに、鉄鋼業や非鉄金属製錬業から産出.
コンクリート用又は道路用スラグのJISへ 環境安全品質を導入するための ...
(Adobe PDF) - htmlで見るwww.jtccm.or.jp/library/new/7_kikaku/.../1106_kikou.pdf
融固化した道路用溶融スラグ」には,溶出量基準と含有. 量基準が設定されたが,さらに 鉄鋼業や非鉄金属製錬業. から産出するスラグのJISについても環境安全品質の導. 入 を図るべく検討が重ねられ,この程,溶融スラグも含. めたスラグ類に共通の環境安全 ...
循環資材への環境安全品質及び その検査方法の導入方策
(Adobe PDF) - htmlで見るwww.ab.auone-net.jp/~ides/gakaishi/vol18/Sakamoto.pdf
溶出量基準”と“含有量基準”を新たに規定. した。 他方、循環資材が備えるべき環境安全品質の. 基本的考え方としては、田崎ら(2003)が総説. において、欧州では材料 段階や製品段階に. チェックゲートが置かれていることを示してい. る。肴倉(2009)は、 循環 ...
鉄鋼スラグ製品の規格化の動向 (PDF 984KB)
(Adobe PDF) - htmlで見るwww.nssmc.com/tech/report/nssmc/pdf/399-30.pdf
鉄鋼スラグ製品の日本工業規格および環境安全性に配慮するための品質の概要. について述べた。 Abstract. Manufacture and quality ..... ラグ JIS A 5015 に環境安全品質に関わる基準及び検査方法. が規定されるに至った。 なお,“ コンクリート用骨材 又は ...
www.shinko-slag.co.jp/news/news130601.htm - キャッシュ
大きな改正点は、高炉スラグ骨材JISと道路用鉄鋼スラグJISに安全環境品質基準( 溶出量、含有量)が規定されたことです。セレン、ふっ素、ほう素等の無機物質が対象 項目となっており、溶出量には土壌汚染対策法の第1種溶出基準(土壌環境基準と同じ )、 ...
kikakurui.com/a5/A5015-2013-01.html - キャッシュ
道路用鉄鋼スラグの環境安全品質基準. 6. 6. エージング. 6. 6.1. 水硬性粒度調整鉄鋼 スラグ,粒度調整鉄鋼スラグ及びクラッシャラン鉄鋼スラグに用いる. 製鋼スラグ. 6. 6.2. 単粒度製鋼スラグ及びクラッシャラン製鋼スラグに用いる製鋼スラグ. 7. 7. 試験方法.
スラグ類の環境安全性[編集]
経済産業省等から「スラグ類に化学物質評価方法を導入する指針について-総合報告書-」が平成24年3月に公開された。ここでは、粒状や塊状のまま露出した状態で使用する場合等においては、環境影響が懸念されるので使用禁止等の他の適切な管理を行うべきであると示していると共に、土との混合を禁止している[6]。
なお、「スラグ類に化学物質評価方法を導入する指針について-総合報告書-」では、下記5項目の「循環資材の環境安全品質及び検査方法に関する基本的考え方」が示されている。
(1) 最も配慮すべき曝露環境に基づく評価: 環境安全品質の評価は、対象とする循環資材の合理的に想定しうるライフサイクルの中で,環境安全性において最も配慮すべき曝露環境に基づいて行う。
(2) 放出経路に対応した試験項目:溶出量や含有量などの試験項目は、(1) の曝露環境における化学物質の放出経路に対応させる。
(3) 利用形態を模擬した試験方法: 個々の試験は,試料調製を含め、(1) の曝露環境における利用形態を模擬した方法で行う。
(4) 環境基準等を遵守できる環境安全品質基準:環境安全品質の基準設定項目と基準値は、周辺環境の環境基準や対策基準等を満足できるように設定する。
(5) 環境安全品質を保証するための合理的な検査体系:試料採取から結果判定までの一連の検査は、環境安全品質基準への適合を確認するための「環境安全形式検査」と、環境安全品質を製造ロット単位で速やかに保証するための「環境安全受渡検査」とで構成し、それぞれ信頼できる主体が実施する。
鉄鋼スラグ製品の管理に関するガイドライン[編集]
- 1.目的
- 2.適用範囲
- 3.各会員の責務
- 4.鉄鋼スラグ製品の品質管理
- (1)備えるべき環境安全品質
- (2)前項の環境安全品質以外の品質規格等
- (3)出荷検査
- 鉄鋼スラグ製品の環境安全品質に係る分析検査は、製造・販売者とは別法人のJIS Q 17025若しくはJIS Q 17050-1及びJIS Q 17050-2に適合している試験事業者、または環境計量証明事業者として登録されている分析機関により、製造ロット毎に、最低でも1ヵ月に1回以上行わなければならない。その結果に係る記録については、少なくとも10年以上の保管期限を定めて保管されなければならない。なお、本ガイドラインにおいての環境計量証明事業者とは、計量法に基づく計量証明の事業区分が「水又は土壌中の物質の濃度に係わる事業」の登録を受けた者とする。
- 5.鉄鋼スラグ製品の販売管理
- 5-1.受注前
- スラグ製品の販売において、販売先に対し、名目の如何を問わず販売代金以上の金品を支払ってはならない。
- 5-2.受注・納入
- 5-3.鉄鋼スラグ製品の運送
- 5-4.施工中の調査
- 施工中の調査結果を記録に留め、少なくとも10年以上の保管期限を定め保管しなければならない。
- 5-1.受注前
- 6.施工後の調査
- 施工後の調査を、必要な期間、必要な頻度で行い、調査結果を記録に留め、少なくとも10年以上の保管期限を定め保管しなければならない。
- 7.行政・住民等からの指摘・苦情等が発せられたとき及びその懸念が生じたときの対応
- 住民等からの指摘・苦情等が発せられたとき、またはその懸念が生じたときは、その原因が鉄鋼スラグ製品に起因するか否かを問わず、各会員は、需要家と協力して速やかに原因究明にあたるとともに、鉄鋼スラグ製品に起因する場合は、需要家と、必要に応じて行政・住民等と協議の上適切な対策をとることとし、需要家その他の関係者の行為に起因する場合には、必要に応じ当該関係者に注意喚起を行い、必要に応じて行政庁と協議することとする。
- 8.マニュアルの整備と運用遵守状況の点検及び是正措置
- 9.鐵鋼スラグ協会への報告
- 10.ガイドラインの定期的な点検・整備
- 別紙1 使用場所 ・用途に応じた鉄鋼スラグ製品に適用する環境安全品質基準 他
- 別添1 産業廃棄物処理業者に処理を委託する鉄鋼スラグ等の管理指針
スラグの問題点[編集]
- 国土交通省は、銅スラグやフェロニッケルスラグ等の非鉄スラグについて、適用法令は産業廃棄物(鉱さい)としている。また、万が一管理不十分のため異物や材料基準に合致しないものの混入が認められた場合は廃棄物と見なされる。[8]。
- スラグは重金属が含まれている場合があるため、再利用の用途によっては重金属含有量の把握が必要である。例えば、建材試験センター規格の土工用製鋼スラグ砕石(JSTM H 8001)では、鉛・六価クロム・セレン・フッ素・ホウ素の溶出量基準と含有量基準が設けられている。スラグから重金属を取り除く技術も開発されてきている。
- 近代製鉄で発生する鉄鋼スラグは、カルシウムを大量に含有するために強い塩基性(アルカリ性)を示す。そのためにスラグを砕石として散布するなどのむき出しのままで使用する用途には適さない。強い皮膚刺激のために取り扱いには手袋が必須である。住宅地などで鉄鋼スラグがそのままの状態で使用され過去に問題となったことがある[9][10]。
- 吸水して膨張する性質があり、盛り土に使った群馬県の民家のケースでは、地盤が盛り上がって床が歪むなどの被害も出ている[11]。
- 5-0.3mmの粒度範囲より微粉末のフェロニッケルスラグは、多くの場合、使い道がなくストックされているのが現状である[12]。
- 宮崎県では、県民からのスラグを埋立に使用することに対する意見に対し、フェロニッケルスラグの一部でコンクリート用細骨材として日本工業規格(JIS)規格があることを紹介しているが、用語の定義が無くフェロニッケルスラグの全てがJIS製品のように錯覚させる表現となっている[13]。さらに、フェロニッケルスラグは、コンクリート用細骨材としてのJIS製品以外にJIS製品でない有姿品や粉砕品等があり、JIS製品と紛らわしい表現となっている[14]。 なお、有姿とは、製品の性能・品質を保証せずに提供することである[15]。
- 宮崎県日向市のニッケル製錬所の裏山にはニッケルスラグ(フェロニッケルスラグ)が大量に堆積されている[16]。
- 宮崎県日向市のスラグ埋立地の沈砂池において採水したと主張する水質の計量証明書は、環境基準を大幅に超過している[17]。
- 新居浜市の小学校の床下からスラグからカドミウムが含まれる結晶が隆起した[18]。
脚注[編集]
- ^「鉄鋼スラグ等に関する現状把握」経済産業省
- ^「鉄鋼スラグ等に関する現状把握」経済産業省
- ^「鉄鋼スラグ等に関する現状把握」経済産業省
- ^読売新聞 2013年12月3日 14面広告 「鉄鋼スラグ」の可能性(鐵鋼スラグ協会)
- ^JFEスチール スラグ肥料
- ^スラグ類に化学物質評価方法を導入する指針について-総合報告書-
- ^[http://www.slg.jp/activity/guideline.html鉄鋼スラグ製品の管理に関するガイドラインと鉄鋼スラグ製品製造販売各社の第三者機関の審査に基づく審査状況
- ^国土交通省リサイクル材料を利用する際の法令上の留意事項
- ^八ッ場ダム:移転先のスラグ 国際基準で「最も危険」毎日新聞 2014年09月19日 06時20分配信
- ^<鉄鋼スラグ>膨張、住宅傾斜…盛り土、雨水吸い 群馬大同特殊鋼の渋川工場から排出された鉄鋼スラグ。毎日新聞 2015年10月25日
- ^<スラグ無断埋設>「我々の土地、実験台か」地権者ら憤り 毎日新聞 2016年1月22日(金)7時31分配信
- ^「土質安定処理材としてのフェロニッケルスラグ微粉末の適用に関する研究」庄嶋芳卓
- ^グリーンサンド(フェロニッケルスラグ)に関することについて
- ^フェロニッケル / グリーン・サンド
- ^大辞林
- ^日向製錬所と後背地の鉱さい堆積場の写真
- ^公)宮崎県環境科学協会 No水質2012-01529
- ^「新居浜市の環境」平成7年3月新居浜市発行
循環資材に必要な環境安全品質とは
では、満を持して、循環資材に共通の環境安全品質の考え方を紹介します。これは5つの項目からなります。少し長くなりますが、最後にまとめますので、まずは一読してみてください。
仮に、スラグのような循環資材がコンクリートの骨材として使われるとします。そしてこのとき、環境安全品質には合格したとします。でも、コンクリートはいつか壊されて、道路の下に敷く路盤材に使われるかも知れません。このように一つの循環資材の"ライフサイクル"の中でも、幾つかの使われ方が想定される場合があります。そこで、循環資材の環境安全品質の評価は、リサイクルも含めた基本的な使われ方の中で、最も危険そうな環境(「最も配慮すべき曝露環境」と言います)を想定して行えば良いと考えられます。
次に、どのような試験を行うかを考えます。それには、「最も配慮すべき曝露環境」において、循環資材に含まれている有害物質がどのように放出されて、人がどのように摂取する可能性があるかという"放出経路"を検討します。放出経路は、主に、水との接触により溶出し、地下水へ移行し、井戸から飲み水として飲む「溶出経路」と、粒子が飛散したり手に付着したりして口などから直接入る「直接摂取経路」の2つに整理されます。溶出経路はほとんど全ての使われ方で想定されるので、これに対応する「溶出試験」は基本的に実施することになるでしょう。一方、直接摂取経路については、コンクリートなどで固めたり他の材料で完全に覆ったりする使われ方ではあまり考えられないので、その必要に応じて、これに対応する「含有量試験」を実施すれば良いと思われます。
試験の項目が決まったら、具体的な試験の方法を考えます。それには、「最も配慮すべき曝露環境」での使われ方-他の材料と混ぜたり、コンクリートで固めたり、といったことを模擬して試料を調製することで、より合理的な評価が可能になると思われます。
そして、基準値を考えます。それには、とりもなおさず、環境基準などを守らなければならないでしょう。土壌や地下水、河川水、海水には、人の健康を保護し生活環境を保全するため環境基準という目標値が設定されています。また、土壌汚染対策法では汚染された地下水の飲用や、直接摂取のリスクを減らすため、対策基準が設定されています。循環資材は、土地の造成やコンクリートなどの構造物へ利用されるので、その周辺の土壌や地下水などを汚染させて、環境基準等を達成できない状態にしないように基準値を設定する必要があるでしょう。
しかしながら、手間のかかる試料調製を行い、環境基準値などが設定されている有害物質の全項目を毎回測定することは、多大な負担になるかも知れません。そこで、より迅速に合理的に検査が行えるように、上述の検査(これを、「環境安全形式検査」といいます)に合格したものと同じ方法で製造されたものは、もっと簡単で、項目も減らして検査できる仕組みを設ければ良いと思われます。
以上をまとめると、以下の5項目になり、それを流れ図で表すと図-1のようになります。
- (1) 最も配慮すべき曝露環境に基づく評価
- (2) 放出経路に対応した試験項目(溶出・含有)
- (3) 利用形態を模擬した試験方法
- (4) 環境基準等を遵守できる環境安全品質基準
- (5) 環境安全品質を保証するための合理的な検査体系
図-1 循環資材に環境安全品質と検査方法を設定するための手順の概要
上記5項目は資源循環・廃棄物研究センターが中心的に関わった検討会で2年以上の検討を経てとりまとめられ、「循環資材の環境安全品質及び検査方法に関する基本的考え方」として、日本工業標準調査会より2011年7月に公表されました。そして、この基本的考え方に基づき、コンクリートや道路の材料として用いられる鉄鋼スラグや溶融スラグの日本工業規格には、環境安全品質とその検査方法の規定が着実に進められています。また、スラグだけでなく、石炭灰など他の循環資材、さらには、東日本大震災で生じた廃棄物を処理して得られた再生資材の一部も、この考え方に基づいて有効利用を進めようとしています。
仕組みだけでなく不断の努力を
この取組は、循環資材の利用への信頼を得ることを大きな目標として進められています。しかし当然のことながら、有害物質をいくら含んでいても循環利用をすべきだということではありません。有害なものはきちんと排除できる仕組みとすること、そしてこの仕組みに則り、しっかりと品質管理、品質改善のための努力を継続して行っていくことが、循環資材のさらなる信頼確保につながると考えます。
5.4 検査の頻度
環境安全形式検査
•製造工程等の変更に伴い基準設定項目の値が変化する可能性のある場合
•混合する土壌の種類が明らかに異なるものへ変更する場合
•これらに該当しない場合であっても有効期限を定めて実施
環境安全形式検査
•製造工程等の変更に伴い基準設定項目の値が変化する可能性のある場合
•混合する土壌の種類が明らかに異なるものへ変更する場合
•これらに該当しない場合であっても有効期限を定めて実施
環境安全受渡検査
•製造ロットごとに行うことを基本 製造ロットの大きさ等については当事者間の協議によって定める。一般には、製造ロットごとに、要求される品質・性能を満たしているものと解釈されることから、まず製造ロット内における変動が十分に小さいことを確認するのが望ましい。
•製造ロットごとに行うことを基本 製造ロットの大きさ等については当事者間の協議によって定める。一般には、製造ロットごとに、要求される品質・性能を満たしているものと解釈されることから、まず製造ロット内における変動が十分に小さいことを確認するのが望ましい。