水俣湾公害防止事業埋立地護岸等耐震及び高経年化対策検討委員会
委員・関係者等
松田先生
中村先生(おおさかATCグリーンエコプラザで底質汚染講師)
以前お会いした環境カウンセラーさん
大阪水・土壌汚染研究会 底質汚染部会は地魚料理が大好きです。
↓は水俣の池田屋さんの海鮮丼、
第一回
日時:平成21年2月23日(月)13:30~16:30
場所:水俣市水俣資料館 語り部室
出席者:委員7名 関係者等7名
経緯・現状・方向性確認
1.前提条件
要求性能の確認
2.検討
構造形式変更部や隅角部の検討が必要
3.調査
・化学的な調査も含めボーリング調査が必要
・浚渫土砂の土質常数のばらつきを把握
・護岸の中に入っている水銀は、硫化水銀の形をとっており、一番安全な形であるが、空気に晒されたり、光を受けたりするとメチル水銀に変わり易くなる。
水俣駅前曾木の瀧は「郷土の定食」や「地魚定食」お勧めです。
第二回
平成22年1月14日
出席者:委員6名 関係者等8名
被災事例
麻耶埠頭は大きな被害が無かったが、単純に比較できない。
Ⅱ-3水銀汚泥の特性
・検討の前提は興味深い内容ですが、出典はどこでしょうか?
・水銀は土粒子に吸着されやすい濁りを拡散させないように。
Ⅱ-4
想定対象地震の選定
布田川・日奈久断層帯 マグネチュード 7.9 距離10km
出水断層帯 マグネチュード 7.0 距離10km
水俣スーパーホテル近くの「がんぞー」の地魚コースは安くて美味かった!
最終処分場の八幡プールにおける外周護岸擁壁の倒れやクラックを心配そうに見ているのは、大阪水・土壌汚染研究会の寺川隆彦さんと、熊本大学客員研究員のハワイ大学の人類学部・博士課程(Phd.)に所属するミシェル・デイグルさんです。
第三回
Ⅰ-2前提条件
浚渫土砂受入量 万m3 汚染土砂受入量 万m3
左岸ポンド: 21 1.5
Aポンド : 111、11(八代浚渫土) 63
道の駅~親水護岸
Bポンド 205 157
チッソ敷地境界付近
~百水路
護岸背面付近のボーリング結果により、総水銀及びアルキル水銀溶出量値は定量下限値(アルキル水銀・総水銀共0.0005㎎/L)以下です。
しかし、
1工区(緑鼻地区) (岸壁-6.5m 浚渫汚泥) における水銀及び水銀化合物の含有量値は○○○㎎/Kgである。
2工区(明神地区) (岸壁-10m 浚渫汚泥) における水銀及び水銀化合物の含有量値は○○○㎎/Kgである。
2工区(明神地区) (親水護岸 浚渫汚泥) における水銀及び水銀化合物の含有量値は○○○㎎/Kgである。
「陸域の水銀汚泥化合物を封じ込めた汚泥」及び「鋼矢板セル内サンドドレーン改良層以外では、水銀が検出されないことを確認した。
大成建設さんや栗田工業さんが昔頑張っていたのでしょう・・・
お心当たりの方は、大阪水・土壌汚染研究会にご連絡ください。
詳しい資料をお渡しします。大阪水・土壌汚染研究会
相思社で
ハワイ大学からの研究員さん達と
熊本大学
[ 平成22年度 ] 10月 客員教員
ハワイ大学の人類学部・博士課程(Phd.)に所属するミシェル・デイグル(Michelle Daigle)さんを文学部の客員教員(受け入れ:慶田=文化人類学)として迎えることになりました。皇太子奨学金による、水俣病患者のアイデンティティ(水俣・新潟)に関する2年間の調査が目的です。
[ 平成22年度 ] 10月 客員教員
ハワイ大学の人類学部・博士課程(Phd.)に所属するミシェル・デイグル(Michelle Daigle)さんを文学部の客員教員(受け入れ:慶田=文化人類学)として迎えることになりました。皇太子奨学金による、水俣病患者のアイデンティティ(水俣・新潟)に関する2年間の調査が目的です。
水俣湾水銀埋め立て地って安全なの? /熊本
◇地震、老朽化対策を検討中
水俣湾の水銀埋め立て事業が終わって、かなりの年月がたつよね。3月には東日本大震災が発生したばかりだし、地震を含めた埋め立て地の安全対策はどうなっているの?
記者 県が実施した水俣湾公害防止事業のことですね。水俣病の原因となった水銀を含む汚泥を封じ込めるため、湾奥部58万平方メートルを仕切り、沖合の低濃度の汚泥78万立方メートルをしゅんせつして埋め立てました。着工は77年で、完成は90年。海との境目となる護岸の耐用年数は50年とされていて、まもなく折り返し点が来ます。
Q たとえば地震が起きて、護岸が壊れ、水銀が漏れ出したりしたら大変だよね。
A 県は09年2月に有識者委員会(委員長、松田泰治・熊本大大学院教授)を発足させ、12年度までに対策をまとめる方針です。
Q どんなことが話し合われているの?
A これまで3回の会合が開かれました。テーマの一つは護岸の耐震性能です。熊本市近郊から水俣沖にかけて延びる布田川(ふたがわ)・日奈久断層帯でマグニチュード7・9の強い地震、あるいは直下型で6・5の地震を想定しました。湾の正面の鋼矢板セルは破壊にいたるほどの変形は生じないけれど、両脇の矢板は変形が残る可能性があります。
Q 液状化現象も気になるんだけど。
A 南側の緑鼻地区では砂層が液状化して、水銀を含む砂が地表に噴き出すことが考えられますが、噴出する水銀はきわめて濃度が低く環境への影響は小さい▽北側の明神地区では汚泥層の上のシラス層の噴出が考えられますが、噴出したシラスが水銀を含む可能性は低い--というのが現時点での見方です。
Q どう評価したらいいのかな?
A これはあくまで地面を縦に切った2次元解析の結果です。評価のためには水平方向を含めた3次元解析を待つ必要があります。ちなみに3次元解析ができる研究機関は全国でも限られていて、大震災後の要請で大忙しだそうです。いずれにせよ将来はいや応なしに老朽化対策も迫られます。きちんとした分析の上で工事の内容や優先順位を決めていく必要があります。
【回答・西貴晴】
チッソは日本の繁栄に貢献してきました。水俣の汚染の修復は、国家プロジェクトで実施すべきです。
◇水俣湾公害防止事業
護岸は直径22・9~29・5メートル、高さ33メートルの円筒形をした「鋼矢板セル」50基を敷き詰めて海との間を仕切っている。埋め立て地は現在「エコパーク水俣」として市民に開放されている。
◇水俣湾公害防止事業を巡る主な経過
1956年 5月 水俣病公式確認
74年 1月 汚染魚封じ込めのため県が湾口に仕切り網を設置
77年10月 公害防止事業に着手
77年12月 住民が工事による2次汚染を訴え、熊本地裁に差し止め仮処分を申請(80年に却下)
90年 3月 工事完了
97年 7月 福島譲二知事が水俣湾の安全宣言
97年10月 仕切り網の撤去完了
身近な質問をお寄せください
〒860-0018 熊本市船場町下1-48-4 毎日新聞熊本支局「なるほドリ熊本」係
水俣底質調査報告書平成23年9月熊本県
<八幡プール沖>
・カドミウムは平成6年以降は検出限界(0.05㎎/Kg)以下
・シアンは平成8年以降は検出限界(0.3㎎/Kg)以下
・鉛は平成7年以降は8㎎/Kg以下 平成13年以降はデータ無し
・ヒ素は平成12年に最高値14.6㎎/Kg 平成12年以降はデータ無し
・総水銀は平成20年に1.7㎎/Kg 試料性状は軟泥
・全クロムは平成7年に260㎎/Kg
・強熱減量は平成6年に細砂で16%
<水俣川河口>
・カドミウムは平成2年以降は検出限界(0.05㎎/Kg)以下
・シアンは平成8年以降は検出限界(0.3㎎/Kg)以下
・鉛は平成7年以降は8㎎/Kg以下 平成13年以降はデータ無し
・ヒ素は平成12年に高値10㎎/Kg 平成12年以降はデータ無し
・総水銀は平成20年に1㎎/Kg 試料性状は軟泥
・全クロムは平成7年に260㎎/Kg
・強熱減量は平成6年に細砂で4%