水俣病認定を求める12人、国などに賠償求め大阪で提訴
2009年2月27日同会による集団訴訟は熊本地裁でも争われており、ほかの地裁での提訴は初めて。原告数は熊本とあわせて1554人になった。
行政が水俣病と認定するのは、感覚障害に加えて、運動失調など別の症状もある場合に限られている。しかし、水俣病関西訴訟の最高裁判決(04年10月)は感覚障害だけでも、一定の条件を満たせば救済するよう、被告の国と熊本県に命じた。
その後、申請者が急増したが、熊本、鹿児島両県の認定審査はほとんど進まず、行政と司法で「二重基準」が生じた状態になっている。審査を待っている人は約6千人とされ、原告弁護団長の園田昭人弁護士(熊本県弁護士会)は「最高裁判決後も、国は認定基準を見直さず、司法の場で被害救済を図るしかない」と話す。
その後、申請者が急増したが、熊本、鹿児島両県の認定審査はほとんど進まず、行政と司法で「二重基準」が生じた状態になっている。審査を待っている人は約6千人とされ、原告弁護団長の園田昭人弁護士(熊本県弁護士会)は「最高裁判決後も、国は認定基準を見直さず、司法の場で被害救済を図るしかない」と話す。
原告の12人は40~70代の男女。いずれも被害地域の不知火海(熊本、鹿児島両県)周辺で生まれ育ったり、住んだりしたことがあり、手足のしびれや感覚障害など水俣病特有の症状があるという。うち11人が熊本、鹿児島両県に認定を申請中で、残る1人も申請を予定している。
原告側は、国と県の責任について「熊本大学研究班が水俣病の原因を『有機水銀』とする説を発表し、旧厚生省の調査会も同様の答申を出した1959年には、チッソの有毒な排水を規制する義務が生じたのに怠った」と主張。行政の不作為が被害を拡大させたとして、原因企業のチッソとともに賠償責任を負うとしている。
水俣病被害者70人大阪など新たに確認 民医連検診20人が認定申請へ
大阪府や和歌山県を中止に水俣病被害者が新たに70人もいることが、全国の病院や診療所などでつくる全日本民主医療機関連合会(民医連)の近畿地方協議会による集団検診で分かった。このうち20人が国の水俣病認定を申請する意向。協議会によると、国の基準より幅広く水俣病患者を認定した04年の関西訴訟最高裁判決以降、これほど多くの被害者が一度に確認されたのは初めてという。救済の手が届かず、取り残された水俣病被害者の実態が改めて浮かび上がった。(2007年6月4日(月)毎日新聞朝刊1面リード文抜粋)「裁判継続」を採択…水俣病不知火患者会が集会
水俣病の健康被害を巡り、国と県、原因企業チッソを相手取った損害賠償請求訴訟を係争中の水俣病不知火患者会(大石利生会長、約2100人)は24日、水俣市で決起集会を開き、政治決着を拒否し裁判を継続する集会宣言を採択した。7月に発足した近畿支部(約60人)が大阪地裁に年内にも提訴する方針も明らかにした。 患者会は2005年に第1陣50人が集団提訴。第11陣までに1495人が原告となり、今後も追加提訴を見込む。約1000人が参加した集会では、大石会長が「司法救済を勝ち取るまで闘い続ける」と表明。患者会は全国的な訴訟展開を視野に入れており、浦田建国近畿支部長は「訴訟を頑張りたい」と力を込めた。
集会宣言は、与党主導の政治決着が混迷している現状に触れ、「私たちの闘いこそがすべての被害者の救済を可能にする唯一の道」と強調。基調報告もあり、原告側が証拠提出している「共通診断書」作りに協力した熊本学園大の原田正純教授が「水俣病の判断根拠となる診断書の作成は歴史の必然。社会に生かす必要がある」と語った。
集会に先立ち、「ミナマタ現地調査」が23日にあり、汚染源となった百間排水口などを見学するなどした。(2008年8月25日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kumamoto/news/20080824-OYT8T00703.htm
「社会科学的研究会」の報告書に強い批判
http://www.southwave.co.jp/swave/8_cover/cover_200002.htm
最高裁判決で水俣病の被害者だと認められたが、国や熊本県に公害健康被害補償法に基づく患者認定申請を棄却された大阪府豊中市の女性(81)が16日、処分の取り消しを求め大阪地裁に提訴した。
大阪で第5回水俣病事件研究会開かれる
医師・学者・市民運動家・ジャーナリストなど70名が参加「社会科学的研究会」の報告書に強い批判
http://www.southwave.co.jp/swave/8_cover/cover_200002.htm
水俣病、認定求め提訴/関西訴訟の81歳女性
2007/05/16 10:21最高裁判決で水俣病の被害者だと認められたが、国や熊本県に公害健康被害補償法に基づく患者認定申請を棄却された大阪府豊中市の女性(81)が16日、処分の取り消しを求め大阪地裁に提訴した。
最高裁は2004年10月の関西水俣病訴訟の判決で、国の基準よりも幅広く被害を認めた2審大阪高裁判決を是認。しかし、国はその後も基準を見直していない。原告側は認定と合わせて基準是正も訴えていく構えだ。
http://news.shikoku-np.co.jp/national/social/200705/20070516000159.htm
環境省の公害健康被害補償不服審査会(大西孝夫会長)は26日までに、水俣病認定を求めた大阪府の女性(81)と男性(64)について「手足の感覚障害が認められるが、運動障害が認められない」として、不服審査請求を棄却し、熊本県の認定審査会の判断を支持した。
http://news.shikoku-np.co.jp/national/social/200703/20070326000280.htm
http://news.shikoku-np.co.jp/national/social/200705/20070516000159.htm
公害補償不服申請を棄却/水俣病で大阪府の2人
2007/03/26環境省の公害健康被害補償不服審査会(大西孝夫会長)は26日までに、水俣病認定を求めた大阪府の女性(81)と男性(64)について「手足の感覚障害が認められるが、運動障害が認められない」として、不服審査請求を棄却し、熊本県の認定審査会の判断を支持した。
http://news.shikoku-np.co.jp/national/social/200703/20070326000280.htm
チッソ水俣病関西訴訟原告団「関西水俣友の会」ホームページ
【私たち「関西水俣友の会」の言いたいこと】その1. 私たちはイジメられています、懐かしい ふるさとの熊本県に!
熊本県は、私たちを「検診拒否者」と決め付けてきました。私たちは、職を求めて関西に引っ越してきました。 水俣病の認定申請をしてから10年たっても認定されないので、提訴しました。裁判を始めて20年になりますが、いきなり「検診拒否者」と言われました。
その2. 私たちはイジメられています、加害企業のチッソに!
チッソは、私たちの仲間に賠償金の返還を求めています。大阪地裁の判決では損害賠償を認められたのに、高裁の判決で減額された仲間がいるのです。14人に対して、約6000万円の負担。さらに、年5分の利子がつきます。チッソは、私たちに6000万円を振り込め!と、口座番号を知らせてきました。
その3. 私たちは最高裁判所に求めています。
「チッソへの返還命令を取り消してください」「国と熊本県に水俣病事件の責任がある」と認めた大阪高裁の判決は、当たり前ですから、国と県の上告は棄却してください!」
その4. 私たちは熊本県と鹿児島県に求めています。
「私たち全員を、水俣病患者として認定してください」水俣病の認定審査は、熊本県と鹿児島県の両方で行われています。私たちは、水俣市周辺と、水俣の沖合の獅子島(鹿児島県東町)の出身です。水俣病の公式発見は昭和31(1956)年ですが、私たちは昭和30年代に発病した患者の家族であり、患者家族とご近所付き合いしてきた者ばかりです。
冷蔵庫もなく、集落が皆、同じものを食べていた時代です。私たちだけが水俣病にかからない特別な理由はありません。
県外に移り住んだ水俣病被害者が始めて団体を作り、県外としては初の国・熊本県の責任を問う裁判を起こし、あいまいな政府の解決策(1996年)に乗らずに裁判(大阪高裁)を続けている、それが大阪なのです。
http://www1.odn.ne.jp/~aah07310/kansaiminamata.htm
http://www1.odn.ne.jp/~aah07310/kansaiminamata.htm
川上さん夫妻の水俣病認定訴訟を支える会
2004年10月15日、川上さん夫妻は、チッソ水俣病関西訴訟最高裁判決で「水俣病患者」として認められました。 一方、1973年5月、川上さん夫妻は熊本県に対し「水俣病患者と認めてほしい」と水俣病認定申請をしましたが、最高裁判決から2年を経た今もなお水俣病と認められず、「認定保留」状態のまま放置されています。認定申請から数えると実に34年間も放置が続いているのです。
「不作為の違法確認」とは「認定申請をした川上さん夫妻に対して、熊本県が処分もせずに放置していることが法律に違反する」ことを裁判所で認めてもらうことです。また「義務付け」とは「熊本県に対して、『川上さん夫妻が水俣病であると認定する』という一定の処分をするように裁判所が命じること」を求めることです。
http://www1.odn.ne.jp/~aah07310/kawakami/index.html
http://www.liberty.or.jp/exhibit/corner03/corner_03_24.html
http://www1.odn.ne.jp/~aah07310/kawakami/index.html
水俣病患者【関西のなかの水俣病患者】
関西に移り住んだ水俣病患者は、差別を受けながらも水俣病による生活破壊に対してチッソや国、県を相手取って損害賠償を求める裁判をおこしました。水俣病を発生させて被害を拡大させた責任を追及し、勝訴しました。そして、関西の水俣病患者は被害を語り継ぎ、各地の水俣病患者と連携した多様な活動をおこなっています。http://www.liberty.or.jp/exhibit/corner03/corner_03_24.html
ドキュメンタリー わが内なる“水俣” ~告白的医師論~
放送時間 29分 放送日 1973.03.23
熊本大学医学部の助手時代から、長年水俣病患者たちと接し、常に患者の立場から水俣病の問題について発言してきた医師・原田正純さん。胎児性水俣病の存在を明らかにしたことでも知られる。番組は、原田さんへのインタビューを通して水俣病と医学との関わりや水俣病の社会的意味を問い直す。
http://www.nhk.or.jp/archives/kankyo/library/detail01_04.html#01
熊本大学医学部の助手時代から、長年水俣病患者たちと接し、常に患者の立場から水俣病の問題について発言してきた医師・原田正純さん。胎児性水俣病の存在を明らかにしたことでも知られる。番組は、原田さんへのインタビューを通して水俣病と医学との関わりや水俣病の社会的意味を問い直す。
http://www.nhk.or.jp/archives/kankyo/library/detail01_04.html#01
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