水俣市、水源地に太陽光発電 県内自治体で最大
2012年03月14日
水源地の電源確保と二酸化炭素(CO2)削減が目的。年間発電量は約10万8千キロワット時を見込み、同水源地の消費電力の25%を賄う。CO2削減量は年間約40トン。
同水源地は市内7カ所の中で給水規模が最も大きく、給水人口は約7千人。1999年9月には台風による停電で断水した。太陽光発電が稼働すれば、停電時も送水ポンプや浄水設備を動かすことができるという。余剰電力は売電。事業費は約8130万円で国が2分の1を補助した。
現地であった通電式には約40人が出席。宮本勝彬市長がボタンを押して完成を祝った。
このほか、市は今月から市庁舎の空調を、重油を使う設備から電気式空冷ヒートポンプに変更した。事業費は4100万円。年間27・5トンのCO2を削減、運転費も半分以下になるという。(辻尚宏)
熊本日日新聞