震災復興や雇用訴え メーデー各地で集会
2012.5.2 02:03
第83回メーデーの1日、香川、徳島両県内でも労働組合が各地で集会やデモ行進を実施し、東日本大震災の復興支援や雇用の確保などを訴えた。
連合香川などは県内4カ所で集会を開いた。高松市のサンポート高松での中央集会で、連合香川の小川俊会長が群馬県の関越自動車道で起きた大型バスの事故に触れ「規制緩和のもとに、コスト削減が世の中に蔓延(まんえん)していないか。安全優先の安心できる社会をつくるための活動を続けなければならない」とあいさつ。震災からの復興・再生を軸に「雇用と生活の再建」に向けて全力を尽くすことなどを内容としたメーデー宣言を採択した。
香川県労働組合総連合などはJR高松駅近くで集会を開催。県労連の堤昭議長が「息の長い震災復興を続けていくことを改めて皆さんと確認したい」などとあいさつ。雇用と仕事の確保、内需中心の経済、原発ゼロのたたかいを前進させることなどのメーデー宣言を採択した。
連合徳島系の「徳島中央メーデー」は藍場浜公園・御成婚広場(徳島市)で開かれ、メーデー宣言では「労働を軸とした安心社会の構築」を強くアピール。会場では、東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県の復興支援物販も行った。
徳島労連系は徳島中央公園・鷲の門広場(同)で県中央集会を開き、消費税増税反対などと民主党政権を批判した。