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[転載]中国はいかにチベットを侵略したか

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記:こうもり
マイケル・ダナム著
山際素男=訳 講談社インターナショナル  2006年第一版発行

有名な本なので、お読みになった方もいらっしゃると思います。

私どもは、化学物質過敏症でインクの揮発臭に影響を受けますので、
あまり本は読めないのですが、
この本には反応せず、読破出来た数少ない本の中の一つです。

中国共産党政府が「解放」と呼ぶ、実のところは武力侵攻・弾圧・虐殺については、
あまりに凄惨なため、
娘と共同執筆のこのブログの性質上、詳しい記述は致しません。

我が国の状況と非常に共通項の多いチベットの哀しい現実に、
未来の我が国のイメージがどうしても重なり心が揺さぶられます。

この本を読むまで、私は、中共政府の武力侵攻に対して、
チベットの人達は、殆ど無力で抵抗出来なかったのだと思っていました。

そうではなかったのです。

彼らは誇り高き遊牧民。

道徳的な信仰を礎に、長い間、
平和でゆるやかな国家を形作っていた高潔な民だったのです。

唯一、イギリスからの留学帰りで、自国の無防備さに危機感を持ったチベット人が、
チベットの軍事・政治改革を推し進めたところ、
貴族階級・僧院達への重い課税の反発を受け、
罪人として追放されてしまいます。

どこの国でも同じですね・・・中国共産党が密やかに侵略してきた時、
中共政府に擦り寄る事で見返りを授かり、
チベットを自ら差し出すような生き方を選んだ有力者もいたのです。

しかし、大多数の民は、ただ、チベットを、ダライ・ラマ師を守るために、
中共政府に勇猛果敢に立ち向かいました。

そして中共政府は、抵抗する者には、人を人とも思わない、
徹底的な弾圧を行います。

現在の新疆ウイグル自治区(東トルキスタン)しかり、
第二次大戦後の武力弾圧・二二八事件で虐殺され、
独立宣言をしたら軍事攻撃すると恫喝されている台湾しかりです。

チベット国内にあった7千の僧院は90%以上破壊され、

チベット全人口の五分の一にあたる120万人もが犠牲となり、

財宝は中国に持ち去られ、

大量の漢民族(中国人)がチベットを占拠してしまいました。

拠る術もないチベットが苦境の中、必死で窮状を訴えた書簡を、
国連は無視しました。
国交のあったインド・イギリスも中共政府の顔色を覗い見て見ぬフリ。

孤立無援のチベットに手を差し伸べたのは、
この広い世界で唯一アメリカだけだったのです。

CIAは密やかにチベットの精鋭を脱国させて軍事訓練を施し、密やかに帰国させ、
資金を提供し、中共の大量兵器に歯が立たない遊牧民に武器を提供しました。

しかし、それも、親中政権であるニクソン大統領とキッシンジャー国務長官が、
チベットから手を引く取引を毛沢東と取り交わすまでの事でした。


そして先日のニュース・・・中国共産党はチベット「解放」の最期の仕上げに入ったのでしょうか?
http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/world/asia/CO2007061801000401.html
---ニュースより引用--------------------------------------------------
強制移住による「中国化」進む チベット遊牧民の人権報告
共同通信2007年6月18日(月)
国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(本部ニューヨーク)は、
中国西部で伝統的な放牧生活を続けるチベット民族が、
都市部に相次いで強制移住させられ、
チベット遊牧文化の衰退と同民族の「中国化」
が急速に進んでいるとする報告書を発表した。
強制移住政策の背景について
「チベット民族の独立運動を弱体化させ、封じ込めようとする中国政府」
の思惑
が透けて見えると指摘。
---------------------------------------------------------------------


中共政府は、「解放」(=乗っ取り)の戦略の一つとして中国人(漢民族)を大量に送り込みます。

その人海戦術により、その国の主権は、
人々が気が付かないうちに少しづつ侵食されていきます。

これは、ちょうど現在の我が国にも当て嵌まります。

不可解にも国家首脳たる安倍首相の大号令のもと、
中国からの移住者がどんどん増え続けているのが非常に不気味です。

チベットに送り込まれ、徐々に数を増やしていった中共軍が、
突然、武力による侵攻を始めたのが1950年。

「始めは友好的に振る舞い、そのうちに暴力的になる」
・・その言葉通りに・・・・・


前ダライ・ラマ13世は、1932年8月、既に次のように予言していたとされています。

「遠からずチベットは崩壊するだろう。
ダライ・ラマも聖職者たちも消えてしまい忘れられてしまうであろう。
僧侶も僧院もことごとく消滅し、国土も政府の財産も取り上げられ、
敵に仕えるか、さもなくば物乞いの如く
世界を流離(さすら)うことになろう。
すべてのものは苦悩の底に沈み、恐怖に戦(おのの)き、
昼も夜も不幸な陰を引いてゆかねばならぬだろう」



この世から消えて無くなるべくは中国共産党の方です。

転載元: 化学物質過敏症奮闘記


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