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Channel: 持続可能な開発(水・土・廃棄物)
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[転載]日本海沿岸域の漂着ゴミの

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漂着ごみ>種類と回収量
日本海沿岸域の広い範囲で行われた漂着ゴミの調査によると、漂着するゴミのうち人工物のプラスチック類が、全体の約6割を占めています。
また、ゴミの起源(国籍)については、ゴミのうち半数は国籍が不明でしたが、全体の5%が外国製のゴミであり、韓国、台湾からのゴミが多くみられました。これらは、対馬海流に流され、日本海各地の海岸へ漂着していると考えられます。
海は世界とつながっているため、遠い外国の海に捨てられたゴミは、長いあいだ海をただよって、日本海沿岸に漂着します。
調査地点位置地点名
漂着ゴミの組成別重量比率
漂着ゴミの組成別重量比率
 
ここで言う漂着ゴミの重量は、日本海沿岸の32海岸それぞれに設定した調査範囲
(1箇所10m四方の範囲で2~3箇所/1海岸)を対象に、延べ76回(延べ面積20,454㎡)行った調査で採取した
漂着ゴミの合計重量を表したものです。
資料:「2007年度 海辺の漂着物調査結果(データ集)抜粋」(平成20年6月:財団法人環日本海環境協力センター)
 
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人工物の組成別重量比率
人工物の組成別重量比率
 
ここで言う漂着ゴミの重量は、日本海沿岸の32海岸それぞれに設定した調査範囲
(1箇所10m四方の範囲で2~3箇所/1海岸)を対象に、延べ76回(延べ面積20,454㎡)行った調査で採取した
漂着ゴミの合計重量を表したものです。
資料:「2007年度 海辺の漂着物調査結果(データ集)抜粋」(平成20年6月:財団法人環日本海環境協力センター)
 
漂着ゴミの国籍別割合
調査地点位置
No.調査海岸名
1めがね岩海岸
2瀬波海岸
3井鼻海岸
4名立海岸
5椿尾海岸
6岩谷口海岸
総ゴミの国籍区分
外国製ゴミの国籍別割合
ゴミ数の種類別区分
海底地形>地形
 
 日本海は、サハリン、日本列島、ロシア沿海州、朝鮮半島にかこまれた海域で、中央部が海盆状に深く(最深部:3,796m、平均水深:1,350m)なっており、日本海の最も幅のあるラインは、北陸地方と沿海州を結ぶラインとなっています。
 東北地方沿岸域の海底地形は、信濃川や阿賀野川などの河川由来の堆積層で形成された、狭く長い大陸棚が発達しています。佐渡島から北方向には佐渡海嶺が伸び、その西側には広大な大和海盆が広がっています。
 北陸地方沿岸域の海底地形は、富山湾が急深な地形となっています。また、富山湾では多くの溺れ谷の地形がみられ、複雑な海底地形となっています。
若狭湾は入り組んだリアス式海岸となっており、複雑な海岸線となっています。
 中国地方沿岸域の海底地形は、深い大陸棚が発達していることが大きな特徴です。隠岐諸島東側には日本列島と平行に3列の大きな棟状地形が並び、その間には隠岐舟状盆地や東北地方の沖合から南へ伸びている大和海盆へつながっています。隠岐諸島から北側に伸びる隠岐海脚の先には、広大な対馬海盆が広がっています。

※海盆とは、円形ないし楕円状などの形をした海底の窪地。
日本海沿岸の地形
資料:第九管区海上保安本部
海流
 
対馬海流は、東シナ海から対馬海峡を越え、日本海を日本列島沿岸に沿って北へ流れる暖流で、日本海沿岸地方の気候に大きな影響を与え、冬は比較的温暖で降雪の原因となります。その流れ方は、時期により、比較的直線的に流れる場合と、大きく蛇行しながら流れる場合とがあると考えられています。
対馬海流の流れは、日本列島沿岸域及び日本海中央部で強くなる傾向がみられ、その間では、大きく渦を巻くような流れが形成されやすくなっています。
対馬海流(暖流)に対して、リマン海流(寒流)が日本海の北部からシベリア沿海州沿いに南下し、朝鮮半島の東岸に達しています。
 日本海の海流図 
 日本海の海流図 
 日本海の海流図 
 日本海の海流図 
資料:「水産学シリーズ 5 対馬暖流 海洋構造と漁業」
(昭和49年5月、株式会社恒星社厚生閣)
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漂流・漂着ごみ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
不法投棄された漁網に絡まってしまったウミガメ
漂流・漂着ごみ(ひょうりゅう・ひょうちゃくごみ、: Marine Litter)とは、海洋を漂流しているごみ及び海岸に漂着したごみの総称である。「海ゴミ」とも呼ばれる。
 
 
概要
 正確な実態の把握はなされていないものの海洋には無数のごみが漂流していると考えられており、それらの一部は海岸に漂着して沿岸地域への被害をもたらしている。環日本海環境協力センターの調査によれば日本の海岸に漂着するこれら漂流・漂着ごみの総量は年間約15万トンと推定され、また全体の6%程度が日本以外の海外由来と推定されている。
 これら漂流・漂着ごみの構成は多岐にわたっているが、主に漁業活動から発生するごみ(魚網発泡スチロール製のウキなど)や、側溝河川などを経由してに流れ出た生活系のごみ(主にペットボトルなどの一次的な製品、または使い捨てを前提とした包装容器類)などから成っている。その実態は、国際的な調査やモニタリングを通して明らかにされつつあるが、すでにごみとして流出しているものをどうするか、今後ごみを発生させないようにするにはどうするか(発生抑制)の両面を考える必要から、対応策がままならないのが実情となっている。
 近年日本海沿岸や東シナ海沿岸では、簡体字ハングルロシア語で商品名等が標記された中国韓国ロシアなどから排出されたと推察されるごみの漂着が増加している。特に離島はどこも、おびただしい量のごみが漂着しており、その被害は益々深刻化している。特にハングルの書かれたポリ容器には、塩酸などの劇薬が残留しているものもあり、深刻な問題となっている。越境大気汚染と比べ、国際協力や海洋汚染に関する行動は著しく低い。
 2002年のOECD環境保全成果レビューでは近隣諸国や沖合いの船舶からの排出物は日本周辺の汚染原因になっている可能性を指摘、国境を超えた汚染物質の運搬量についての評価も行われておらず、地域毎の調査が必要であると結論付けている。

被害

 一方、日本不法投棄されるなどして流出したものと見られるゴミが海流に乗ってハワイミッドウェーなどの太平洋諸島アメリカ西海岸などに流れ着き、アホウドリなどの野生動物を殺傷する一因になっていることが以前より問題になっている。プラスチック類は消化できず、生分解しにくいため、海洋生物が漂流ごみを誤食してしまう(こういった不法投棄には、毒物や有害物質が多分に含まれているので危険)ことや、海底に沈んだゴミが分解されずに残ってしまうことで深刻な問題を引き起こしている[1][2]
 日本、韓国、中国のゴミは黒潮に乗りハワイ沖からアメリカ西海岸から南下、反転して西に転じ、再び黒潮に入る。冬には一部が南下し、石垣島宮古島に大量のゴミを運ぶ。
 「ポイ捨て」などと呼ばれることも多いが、その実態は不法投棄に端を発するものであり、いずれの国においても、重大な社会問題となっている。また、国境を超え得ることから国際問題としても認識される。
近年この問題が顕在化したことを受け、日本、韓国、中国およびロシアの政府により 会合が持たれ、対策が検討されはじめるとともに、日本国内から排出されるゴミへの対策についても協議が持たれている[3] [4]
量的にかさばる発泡スチロール等については、リモネンで溶かしたり、原料に戻す(石油に変える)などの試みも行われているが、基本的に海ゴミについては、(1)塩分・水分・付着物が多い、(2)そのため炉を傷める可能性があり、焼却処理にも不向き、(3)汚れが激しく絡まった状態の場合が多い、といった理由により、分別・リサイクルは困難とされる[5]
 2006年の海岸漂着ごみの個数調査においてうち最も多かったのはタバコの吸殻であり、海岸漂着ゴミの12.8%となっている(陸起源の漂着ごみのみを総計した場合の割合としては27%にのぼる)。次点は元の製品が不明な硬質プラスチック破片となった[6]
 
外部リンク
 
 
 
 
 http://img.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/77/41/atcmd2006/folder/1076457/img_1076457_49684502_3?20100308065758

転載元: 日本の海が安全で美しくあれ(尖閣・竹島・対馬・水俣・徳山・福島)


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