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Channel: 持続可能な開発(水・土・廃棄物)
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[転載]大潮:防波堤が冠水.地盤沈下 漁業に打撃 /岩手~冬場(12月~3月)の季節は、三陸沖で低気圧が猛烈に発達時期になり、大時化と大潮が来れば舟の沈没も・。

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3.11震災から、もう20ヶ月経過して・・。
未だに、多くの漁港やその周辺は満潮時には、地盤沈下のためにこのように海水が入ってきます。

これが、低気圧と重なると非常に危険になります。

恐らく、いくらなんでもこの「岸壁の嵩上げ予算」は付いてうとは思いますが・。
工事がほとんど進んでいない状況です。

このまま、冬場(12月~3月)の季節は、三陸沖で低気圧が猛烈に発達する時期になり、大時化が襲来します。
昨年も、この時期にせっかく復旧した船を、港の中で沈没した事故が相次ぎました。


船が岸壁を越えて、岸壁に揚がってしまえば、必ず転覆して、浸水して沈没します。

余計港の内部の深さも、浅くなってるところがあり、港の中の潮の流れが強くなってるので、イカリで岸壁から、離して係留しておいても、沈没したケースもありました。
これって、今年も昨年と何ら変化がありません。

僕の地元の港では、今嵩上げ工事をやってる最中ですが・・。

県南や宮城県に行くと、全然、工事も行われていない漁港がほとんどです。
船主にとっては、これが一番、怖いと思ってるはずです。

港や魚市場がこんな、状況で漁業の復興と言ってる割には、手付かずの状況です。
恐らく、これから工事しても、大時化が襲来する、冬場(12月~3月)の季節には間に合わないでしょう。

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ーー僕は、無党派です。

恐らく、選挙戦に入れば、どこの党も「東日本代震災の復興が第一」と訴えるのでしょう。
しかし、僕は忘れません。被災者の人もきっと同じ想を抱いてると感じます。
3.11以降の国会を・・。
政府が出した、復興策や予算の足を引っ張った党はどこだったか・・。
そして、なんにも決めさせないようにした党はどこだったのか・・・?
 確かに、民主党は不慣れな点はあったのは事実です。しかし、長きにわたって政権を運営して来た、自民党の「負の遺産」を引き継ぎ、それを何とかしようとした。
だから、なんでもかんでも、政府案を否定して、批判して「決められない政治」に輪をかけたように想います。
このように、復興を遅らせたのは国会議員全員です。
このような非常時に
「オールジャパン」となれなかった、政治にはうんざりです。

とにかく、復興が進まないのは、政治が言葉ばかりで、「実行」しなかったためでしょう。「本気でなかった」と想います。


港一つとっても、このアリサマです。

まあ、こうして復興が進まない・・。まさに、この国は「平和ボケ」してるのか・・?
まるで、危機管理がない国家ですね。

とにかく、これが地盤沈下した現在の港、魚市場近辺の現実です。

こんな状況の中でも、なんとか船を管理しながら、不漁
であっても漁師は頑張っていくしかないのです。


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大潮:防波堤が冠水 地震で地盤沈下、漁業に打撃 /岩手
毎日新聞   11月16日(金)
潮位が高くなる大潮となった沿岸で、防波堤や岸壁の冠水が相次いだ。東日本大震災の地震による地盤沈下も加わって海水があふれ、漁業に深刻な影響が出ている。

12日から15日にかけて、月と太陽が重なって潮差が最大となる大潮となった。高潮警報が発表された14日、山田町の山田漁港では防波堤が冠水し、岸壁も水につかった。
 カキ養殖を営む白野博さん(62)は大きな塊となったカキをばらばらにほぐして海に戻す「耳釣り」作業のため、養殖棚のカキを持ち船(2・7トン)で港に運んだ。もやい綱を水没した防波堤にやむなくくくり付けたが、震災までは見られなかった光景だ。
「船が乗り上げて船底をこする危険がある。防波堤の深い所は膝まで達してみんな困っている」と嘆いた。一緒に働く四男が防波堤に下ろしたカキを台車に積み、海水をかき分けながら岸壁の作業小屋まで運んだ。係留した船も舷が高くなり、乗り降りが大変だ。
宮古市の藤原ふ頭で県などが14日に予定していた保安訓練は高潮警報を受けて延期された。潮位が高い日はもうしばらく続き、注意が必要だという。【鬼山親芳】
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大潮のたびに冠水、復興阻む 漁港への影響深刻
岩手日報  
2012.11.16
【写真=大潮の影響で市場内まで冠水した大船渡魚市場
=15日午後3時半ごろ、大船渡市大船渡町】

 岩手県の沿岸被災地で震災から1年8カ月が経過した今も、大潮のたびに発生する海岸部の冠水が漁業や復興工事に悪影響を与えている。冬場にかけては暗くなる時刻が早まり、漁船入港の危険性が増すことなどへの懸念も聞かれる。関係者は早期の対策を求めている。


 盛岡地方気象台によると、県内は12日から18日にかけ、満潮時の潮位が高くなる大潮の時期を迎えている。大船渡市の大船渡魚市場では15日午後3時すぎの満潮時に、岸壁から15メートルほど内側まで浸水。市場内で水揚げはできず、同時間帯に入港する漁船は市場近くの一部かさ上げした岸壁での水揚げを余儀なくされた。
 陸前高田市広田町の広田漁港でも同日午後2時ごろから海面が岸壁を越え、漁業者が漁具をロープや重しで固定した。地元の漁業男性(69)は「船を動かせず、岸壁での作業もできない。とにかく早く岸壁を復旧してほしい」と訴える。
http://www.iwate-np.co.jp/311shinsai/y2012/m11/sh1211161.html

転載元: 山と土と樹を好きな漁師


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