Quantcast
Channel: 持続可能な開発(水・土・廃棄物)
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2268

[転載]大阪水・土壌汚染研究会は、岡山市役所と岡山市南古都の「小鳥が丘団地」に足を運び、土壌汚染公害に対する行政の無作為を痛感しました。

$
0
0
<小鳥が丘土壌汚染修復に向けた提言>
① 行政のリーダーシップの発揮
 岡山市は、廃油処理施設廃止時の確認や、開発行為竣工検査などの、土壌汚染発生に関わる重要な時期に行政行為をおこない十分な情報を保有していたが、結果として深刻な土壌汚染を発生させてしまった。
 行政は強いリーダーシップを発揮し小鳥が丘の土壌汚染修復を実現しなければならない。
 
② 汚染の全容の解明
  今までに汚染に関する調査が実施されてきたが、これらを集約し必要な追加調査を実施し、汚染マップの作成など汚染の全体像を把握しなければならない。
 具体的には土壌汚染対策法や油汚染ガイドライン等の法規制等によろ業務を速やかに進める。
 
 
③ 公害修復措置の実施
 汚染濃度の高い場所はすでに明らかになっており、直ちに汚染修復に向けた活動を実施しなければならない。
 高濃度場所での揚水井戸の設置、地下水位低下に向けた水抜きパイプの設置など。 
 さらに、汚染全体像を把握した上で、実行可能な浄化計画を策定し、時間をかけて実施していかなければならない。
 なお、費用負担は公害防止事業費事業者負担法に則り、適法かつ適切に決定されるべきである。
 
(ダイオキシン類特別措置法、産業廃棄物不法投棄等原状回復)
 
 
 
 
④健康リスク管理
 室内における有害ガスを定量的に把握し、シックハウスの基準等を参考にして室内空気を清浄に保たなければならない。必要な場合には、床下地面をモルタルで覆うなどのリスク低減措置が実施すべき。
 
 
 
 
 
 
 平成25年1月11日 岡山市役所訪問
・市民相談センターで住宅地図等を頂く
<環境保全課にて>
・情報公開部署の方と共に、環境保全課を訪問し、小鳥が丘の土壌・地下水汚染について情報公開を書面にて請求する。
 
・小鳥が丘周辺の地下水汚染調査は継続的に実施されており、小鳥が丘住宅内で検出された有害物質は基準を満たしているとのこと。
 
・数ヶ月に一度、小鳥が丘の状況を聞きに来る人がいる。
 
・行政としては、特定の個人に対してあまり深い説明をしない。地域でまとまって意見を出して頂ければ動きやすい。
 
などのお話を聞きました。
 
 
次回 平成25年1月25日(金)15:00 環境保全課で閲覧しますので、同行者募集します。
 
 
 
 
 
 
岡山市南古都小鳥が丘団地視察
 
平成25年1月12日  (土)
 
・一次訴訟団(3組)、二次訴訟団(18組)、訴訟に参加しない方(9組)のそれぞれの方にお会いして話し会いました。
 
・高裁結審や和解内容を確認しました。(購入価格の30%バック、調査費用別途、浄化はなし)
 
・一級河川沼川の護岸ブロック積擁壁の水抜きパイプが、小鳥が丘団地の三分の二程度入っていない。また、はらみだしており、湧水がありブロック積擁壁に草がはえている。
 
・岡山市有地の道路における団地西側観測井の油臭を確認しました。
 深さGL- 2.65m 水位:GL- 0.9m   水深:1.75m
 
 
 
・岡山市有地の道路における団地南側観測井 の強い油臭を確認しました。
  深さGL-5.7m 水位:GL-2.05   水深:3.65m
    (水面に黄色の油及び、底の油ドロがスケールに付着)
 
イメージ 18
 
ヘドロが13cm溜まっています
 
 
・土壌ガス調査等の調査報告書を見ました。
 
・正に公害であり、行政が先頭に立って公害防止事業を推進すべきですね。その費用負担は公害防止事業費事業者負担法に則り決定すればよい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 1
 
 
 
 
イメージ 17
 
 水抜きパイプがありません
はらみ出しています
湧水がり草が生えています
 
 
 
 
 
 
イメージ 19
 
 松下看板の下に水抜きパイプが一個ありますがそれから西はパイプがありません
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 20
 布積み(横向きのブロック積)のところは水抜きパイプが沢山あります
 
イメージ 21
 
岡山県備前県民局管理課 石川様
 
沼川の一般的なコンクリート護岸の標準断面図をお送りいただきましてありがとうございました。
頂いた資料には
“後背地が高く地下水が湧き出している個所において湧水量に応じた水抜きパイプを設けても良い”との記載があります。
小鳥が丘の沼川を見に行ったところ、小鳥が丘団地の西三分の二辺りには水抜きパイプがありません。
しかも、ブロック積から水か湧き出し、水圧で擁壁がはらみ出している現状を確認しました。
護岸の安全上、早急に水抜きパイプを追加すべきであると考えます。
 
なお、ブロック積背面に付近に汚染地下水が存在することを否定できませんので、油分や汚染水が湧出した場合のために、蓋があった方が良いと思います。
 具体的には、大きめの径でコア削孔をして、スクリーン及び内ネジ式の蓋を付けたパイプを設置すれば、技術的にほとんど問題なく施工可能と考えます。
 住民自治会の方ともお話しし確認をしております。
 水抜きパイプを早期に設置して下さいますよう、切にお願いいたします。
 
 
 
 
 
  
 小鳥が丘住宅団地の浄化が進めば、不動産価値は飛躍的に上昇します。
 
今が買い時だと思います。
 
 
 
イメージ 6
 
 
 
 
 
 
イメージ 7
 
 
 
イメージ 8
 
 
 
 
イメージ 9
 
 
 
 
イメージ 10
 
 
 
 
イメージ 11
 
 
小鳥が丘の現場の状況は現地は4年前とほとんどかわっていない。
その他行政の動き

行政が所有し、管理している設備等の一切を調べるべきと思います。
 
 
最近は行政の情報公開が進み、担当者から出てこない情報が、情報公開の担当部署を通せば、結構情報が出てきます。
例えば水俣の土壌地下水汚染に関する情報もでてきています。
 
岡山市総務局文書管理公開課情報公開室 電話:086-803-1083
小鳥が丘住宅団地に住む人たちが、環境の美しい家で、安心して住めるようになることを願っております。
 
 
 
イメージ 1
 
 
 岡山市情報公開担当部署長殿

「岡山市南古都453、632、634付近の住宅団地」(以下「小鳥が丘団地」という)において、下記の件について教えて頂きますようお願いします。

Q①用地:小鳥が丘団地における行政の所有する土地を教えてください。


Q②道路:小鳥が丘団地における行政の管理する道路を教えてください。
 
楢原453、南古都632、634付近の岡山市東区役所維持管理課で管理している市道についてお答えいたします。

(回答)
1 市道楢原45号線
 (所有権 岡山市)
     楢原452-1
 (所有権 建設省)
     南古都632-2 南古都634-3

2 市道楢原46号線
 (所有権 岡山市)
    楢原453-1 南古都634-1

3 市道東平島竹原線
 (所有権 建設省)
    楢原452-3 楢原454-2

なお、団地北側の一級河川沼川は、岡山県の管理する河川ですので、備前県民局管理課へお問い合わせください。

ご不明な点がありましたら下記へ連絡して下さるようお願いします。

岡山市東区役所維持管理課
 
 


Q③構造物:小鳥が丘団地における河川護岸ブロック積みを含む擁壁などの行政が監理する構造物を教えてください。
 
 
ご入り用の資料の存否について、これから確認をさせていただくことになりますが、何分、護岸が古くて資料が見つからない可能性もあります。
http://www.pref.okayama.jp/page/detail-7647.html
岡山県備前県民局管理課
 


Q④下水:下水のルート・構造、管の種類および流末の放流等の状況。
(回答)
岡山市東区南古都453、632、634付近の住宅団地(小鳥が丘団地)における下水のルート・構造・管の種類および流末の放流等の状況についてですが、現時点では当該区域には公共下水道施設はありません。


岡山市役所下水道局東部建設課


Q⑤上水:上水のルート・構造、管の種類および残存鉛管等。
(回答)
 団地内道路に埋設の主管
  構造,種類・・・鋳鉄管,口径50mm
  ルート・・・全戸に給水可能となるように団地内道路全周に配管

主管から分岐した各戸への給水管
 主管分岐点からメータまで
  ・鋼管,口径20mm
  ・鉛管,口径20mm ・・・1件のみ
  ※当初は全戸鉛管であったが、鉛製給水管解消事業(水道局事業)により鋼管に取替。
   取替を希望されなかった1件については未施工。

岡山市水道局配水課

取替を希望されなかったのは、綺麗な土で埋戻してくれないので、交換を拒否した方です。家の所有者が変わり、近いうちに交換されますので、掘削時は観に行きましょう。
 
 
 
 
 
小鳥が丘団地における行政の土地や施設名について(岡山市)
大阪水・土壌汚染研究会 様

 小鳥が丘団地に関してのお問い合わせにつきましては、内容が複数の担当課(3課)にまたがりますので、現在、各担当課へ回答についての依頼をしております。
今後、各課で回答の準備ができ次第、それぞれの担当課から直接回答する予定となっております。
 なお、各課内での決裁処理等が完了するまでしばらくお時間をいただくことになります。何かとご不便をおかけいたしますが、今しばらくお待ちいただけますでしょうか。よろしくお願い申し上げます。

〒700-8544 岡山市北区大供1丁目1-1
岡山市総務局文書管理公開課
 2012年12月10日 月曜日 午後4:05
 
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 
 
イメージ 12
岡山市水道局のホームページで南古都で検索すると
地下水汚染に関する公文書が検索できました。
 
 
 
 
 
 
イメージ 26
 
 
イメージ 2
 
 
 
 
 
 
イメージ 27
 
 
 
 
イメージ 28
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 4
 
上の写真の擁壁は 川の方に変形しています。いわゆる腹ぼて状態です。
 
 
イメージ 3
 
 
 
 
 
 
イメージ 14
 
 
小鳥が丘団地における土中水の挙動はいかに
 
 
イメージ 15
 
 
 
 
イメージ 16
 
 
 

わが家の宅地安全マニュアル

<滑動崩落編>
 
 
 
 
 
イメージ 5
 
 
イメージ 24
イメージ 25
 
イメージ 23
 
 
 
イメージ 22
 
 
イメージ 13
 
 
岡山の団地土壌汚染訴訟が和解 住民に分譲会社が解決金
 
 有害物質で汚染された土地を十分改良せずに販売したとして、岡山市東区南古都、同楢原の小鳥が丘団地の住民18世帯22人が、土地を造成、分譲した両備ホールディングスに計11億8800万円の損害賠償を求めた訴訟は岡山地裁で20日、和解が成立した。同社によると、解決金計2億2500万円を支払う。
 提訴していない住民にも相当額の見舞金を支払うという。
 訴えでは、同社はせっけん製造工場跡地を購入し、1987年から団地を造成、分譲。2004年に岡山市の水道工事で汚染が判明し、環境基準値の27.3倍にあたるトリクロロエチレンなどが検出された。
 原告弁護団団長の大熊裕司弁護士は「原告の厳しい状況に理解を示した勝利的和解」と話し、両備ホールディングスは「住民と円満な解決を図るため和解に応じることにした」とコメントした。
 
 小鳥が丘団地をめぐっては、別の住民3人も損害賠償を求めて提訴。広島高裁岡山支部が6月、同社に計約3200万円の支払いを命じ、判決が確定している。
 
 
 
 

転載元: 水.土壌.心の汚染や、アジア太平洋の利権を現場で考え真実を伝える


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2268

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>