中国で深刻な大気汚染、日本に迫る?
読売新聞 1月31日(木)12時7分配信
中国東部で深刻化している大気汚染が、日本にも影響を及ぼすことに懸念が出ている。
中国では今年に入り、北京市などで汚染物質を含んだスモッグに覆われる日が続き、体調を崩す住民が急増。飛来したとみられる汚染物質が日本でも確認され、西日本の一部では基準値を超える汚染物質が観測されている。加藤勝信官房副長官は31日の記者会見で、「ただちに日本への影響があるレベルではないが、引き続き環境省で大気汚染物質の状況を調査するなど、適切な対応を図っていく」と述べた。
懸念されているのは、大気汚染物質の一つで、直径2・5マイクロ・メートル(1マイクロは100万分の1)以下の微粒子状物質「PM2・5」。吸い込むと肺の奥まで入り込み、肺がんなど呼吸器や循環器の疾患の原因になる可能性がある。
環境省によると、10日夜から北京市を中心に中国東部で大気汚染が発生、14日まで主要都市で汚染が確認された。同市内の濃度は多い時には大気1立方メートルあたり約500マイクロ・グラムで日本国内の基準(1日平均35マイクロ・グラム以下)の十数倍にあたる。
中国では今年に入り、北京市などで汚染物質を含んだスモッグに覆われる日が続き、体調を崩す住民が急増。飛来したとみられる汚染物質が日本でも確認され、西日本の一部では基準値を超える汚染物質が観測されている。加藤勝信官房副長官は31日の記者会見で、「ただちに日本への影響があるレベルではないが、引き続き環境省で大気汚染物質の状況を調査するなど、適切な対応を図っていく」と述べた。
懸念されているのは、大気汚染物質の一つで、直径2・5マイクロ・メートル(1マイクロは100万分の1)以下の微粒子状物質「PM2・5」。吸い込むと肺の奥まで入り込み、肺がんなど呼吸器や循環器の疾患の原因になる可能性がある。
環境省によると、10日夜から北京市を中心に中国東部で大気汚染が発生、14日まで主要都市で汚染が確認された。同市内の濃度は多い時には大気1立方メートルあたり約500マイクロ・グラムで日本国内の基準(1日平均35マイクロ・グラム以下)の十数倍にあたる。
最終更新:1月31日(木)14時17分
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中国から汚れた空気?国内の観測値に高い関心
中国東部で深刻な状態になっている大気汚染物質が、日本まで飛来することに懸念が出ている。(読売新聞)[記事全文]
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◆有害物質に関する予測データ
・ <中国大気汚染>流入の西日本「物質濃度が急上昇」 - 毎日新聞(1月31日)
・ 東アジア域の黄砂・大気汚染物質分布予測 - 国立環境研究所
◇有害物質にどう備えるか
・ 中国から過去最悪の大気汚染物質が日本へ / 環境省から聞いた3つの対策方法 - ロケットニュース24(1月17日)
◇中国の環境改善の取り組みは
・ 中国政府は大気汚染対策ができるのか - ニューズウィーク日本版(1月30日)
中国の環境汚染 - 放出される汚染物質についても