自民・安倍総裁、単独インタビュー「尖閣を断固守る! 中国に一歩も引かない!」
2012.10.10
. 自民党の安倍晋三総裁が、日本の現状に危機感を募らせている。民主党政権の弱腰・場当たり外交をあざ笑うかのように、中国艦船は連日のように、沖縄県・尖閣諸島周辺の日本領海や接続水域を侵犯・侵入している。
野田佳彦首相は内閣改造を断行したが、衆院解散から逃げ回るだけで、長引くデフレや円高を克服して、日本経済を成長軌道に乗せる策を示すことができない。安倍氏は連載「突破する政治」の特別インタビューに応じ、「中国に一歩も引かない」と言い切り、「日本を取り戻す」ための戦略を一気に語った。
--野田第3次改造内閣をどう見るか
「国難に当たり、まず適切な対応を取ってほしい。同時に、新閣僚の顔ぶれには不安がある。いろいろ、あげつらう気持ちはないが、私が小泉内閣の官房副長官だったとき、田中真紀子文科相が外相に起用された。
外務省を混乱させ、外交機密を漏洩(ろうえい)するなど、国益を害したのは事実だ」
--党首会談も臨時国会開会もはっきりしない
「政府・与党は通常、重要法案の処理を進めるため、党首会談や臨時国会を開くように野党に働きかけるものだが、具体的な日程は決まっていない。特例公債法案を放置して、日本経済や国民生活に悪影響を与えていいのか。われわれは責任野党ではあるが、政府・与党ではない。民主党には与党としての責任感を持ってほしい」
--アーミテージ元米国務副長官が最新リポートに「日本は1等国で残るか、2等国に転落するかの瀬戸際だ」と書いた
「京都大の山中伸弥教授がノーベル医学・生理学賞を受賞した。本当に素晴しい。
日本人として誇らしいことだ。
このように、日本にはまだまだ底力がある。大丈夫だ。今こそ、イノベーション(技術革新)を促進し、経済底上げ戦略に舵を切る。経済を力強く成長させ、デフレや円高を克服する。日本経済は劇的に回復する。同時に、日米同盟を強化し、ダイナミックな外交で、再び国際社会で確固たる地位を得る。自民党に任せてくれれば、日本が2等国に転落することはない」
--中国が、尖閣諸島への領土的野心をあらわにしている
「アキノ大統領時代のフィリピンで、スービック基地から米海軍を追い出す形になった。それから4年以内に、論争になっていた4つの岩礁はほぼ無抵抗で中国に取られ、要塞化された。現在、半径200カイリ(約370キロ)は、中国の排他的経済水域だ。尖閣でも、同じような侵攻が行われる危険がある」
--この現状で、日米同盟は傷ついたままだ
「民主党政権が日米の信頼関係を破壊した結果、中国は尖閣諸島を『核心的利益』と規定し始めた。海上保安庁の警戒活動によって、日本の実効支配は何とか守られているが、中国公船(海洋監視船や漁業監視船など)は連日のように領海侵犯を続けている。どちらが実効支配しているかをあいまいにさせて、尖閣を奪おうとしている。許し難いことだ」
--次期衆院選で勝利し、自身が政権を担当したらどうする
「真っ先に、尖閣周辺での海上保安庁の体制強化に着手する。人員や装備、予算などを増やし、中国に対して『尖閣諸島を断固として守る』『われわれは一歩も引かない』という国家意志を示す。日本全体でも、海上保安庁や自衛隊の体制強化に当たる。尖閣諸島の実効支配を強めるため、公務員が常駐する施設設置なども検討する。領海侵犯した外国公船を強制排除するための法整備などにも取り組む」
--中国の指導者に何と伝えるか
「まず、『中国国内の反日暴動で日本人が危害を受け、日系企業やスーパーが襲撃・掠奪に遭うひどい事態が発生した。
日本人や日系企業を守り、安全を確保するのは、受け入れ国である中国の責務である。
一連の中国政府の態度・姿勢は、国際社会の理解と支持を得られるとは思えない。大国としての行動をとるべきだ』という」
「そのうえで、『日本の成長には中国が必要であり、中国も日本からの投資によって雇用を創出し、日本の高い技術力を基盤とする半製品を輸入し、それを加工して輸出することで外貨を得ている。切っても切れない関係だ。
国益がぶつかっても、お互いがお互いを必要としていることを認識して、戦略的互恵関係を築くべきだ』と伝える」
--総裁選から2週間、自民党への世論調査の数字はいい
「街頭演説やテレビなどを通じて、候補者5人が自身の理念や政策をぶつけ合い、党の外交や経済政策を国民に訴えることができた。自民党支持率が上昇したことは良かった。だが、『勝ってかぶとの緒を締めよ』ということわざもある。
現に、調査では、私自身への期待はそう高くない。謙虚に受け止め、結果を出していくしかない」
--石破茂幹事長などの人事は好評だ
「総裁就任直後、『幹事長は石破さんしかいない』と決めていた。政策全般に強く、国民的人気もある。事実上の党の軸として、国会や次期衆院選で大活躍してほしい」
--お互いに多忙だが、石破氏との意思疎通は取れているのか
「政権奪還のためにも、総裁と幹事長は意見を合わせなければならない。ひんぱんに電話やメールをしている」
--この国難に、国民に伝えたいことは
「中国は『尖閣を奪う』『西太平洋の覇権を握る』という政治目的を達成するため、経済的、軍事的プレッシャーをかけながら、日本人を動揺・分裂させる『宣伝戦』『心理戦』を仕掛けてきている。
これは、民主党政権が、尖閣沖中国漁船衝突事件などで圧力に屈したため、『脅せば譲歩するだろう』と見下しているのだ。
二度とわが国に『恫喝』『脅迫』という手段を取らせないために、腹をくくらなければならない。
ここで脅しや謀略に屈すれば、わが国は未来永劫(えいごう)、脅され続ける。子孫にそんな国を残していいのか。日本人の胆力が試されている」
--安倍総裁の責任は重い
「総裁選のテーマは『日本を取り戻す』だった。これは、私個人や自民党のための政権奪還ではない。日本に生まれてきたことに幸せを感じ、誇りを持てるような国を取り戻すのだ。
私はこうした国家的課題、歴史的課題に『身を賭して、闘いの先頭に立つ』と決意している。
失敗は二度と繰り返さない。日本の未来のために、この身をささげたい」
「まさか、もう一度、こんな立場になるとは思いませんでした」
市長選の応援で愛知県岡崎市を訪れていた、安倍晋三自民党新総裁の妻、昭恵夫人(50)に、周囲の人々から「おめでとうございます」「安倍さんを支えてください」の声がかかる。あまりに急激な状況の変化に戸惑ったという。
5年前の首相退任。病床でつらそうな姿の安倍氏に「政治家をやめれば」と声をかけたこともあった。周囲からも「『もう一度』は無理だ」「もうあきらめた方がいいんじゃない」という声が届いた。だが、政治家の道を捨てることはなかった。
前回の総選挙では「政治家を続けるならば、この選挙で圧勝しなければならない」。鬼気迫る表情に「やっぱりこの人は政治家。つらい道だが、それが夫の責任の取り方なんだ」。もう引き留めようとは思わなかった。
退任の原因となった体調は、新薬を服用し始めると劇的に回復したという。
「以前、お酒はあまり飲めなかったけど、いまでは1人で寝る前に缶チューハイを飲んでいます。外ではビールやワインなども飲んでいるようですよ。相変わらずアイスクリームも食べていますが…」
最初は昭恵夫人と始めたジョギングだが、いまでは1人でも自宅から公園まで、1時間ほどジョギングするようになった。総裁選投開票前日の25日も多忙な中、出かけていった。
「結婚して25年になりますが、こんなに心身ともに快調な夫を初めて見た気がします。夫も10代で潰瘍性大腸炎になって以来、人生で最高に体調がいいと話しています。なんだか本当に元気ですよ」
首相退任という大きな挫折を経て、心身ともにタフに生まれ変わったように見える。総裁選が近づくにつれ、全身に鋭気がみなぎってくるのが分かった。
「この国難に自分が必要ではないかと思い詰めていたようです。
時代の流れで、再び総裁を務めることが責任を取ることならば、天が私たちを必要で使ってくださるなら、全力で取り組みたい」
今後の政治日程は不確定だが、栄養面など体調管理に万全を尽くしたいという。
「家庭ではあまり政治の話はしませんね。私が原発反対の話をすると、いいたいことをいうだけで、全然まとまりませんから…」
転載終わり
中国朝鮮にとっては、うっとおしい政治家だろう。
もし、総理にでもなれば、徹底的につぶしにくる。
だから、反日的メディアには、たたかれまくる。
もし、安倍総裁ひとりが、戦うことを述べ伝え、
ほかの政治家が、宥和を求めるならば、突出してしまうゆえ、
確実に、安倍総裁は、つぶされるだろう。
安倍総裁を生かすためには、もっと強く国防を強化を主張する政治グループが必要だろう。
30人とか50人規模で、国会において主張できれば、安倍総裁が普通に見えてくるのではないか。。
転載元: hara123のメモ書き