経済産業省では、マネジメントシステム規格認証制度の信頼性を確保するため、認定機関、認証機関をはじめとする関係者が取組むべき事項について昨年9月から関係者とともに検討をしてきたところ、今般、パブリックコメントを経て、「マネジメントシステム規格認証制度の信頼性確保のためのガイドライン」(別添)としてとりまとめましたので、お知らせ致します。
今後は、ガイドラインの具体化・実行について、認定機関、認証機関等による自主的検討が進められ、ガイドラインの目的が達成されることを期待しています。
今後は、ガイドラインの具体化・実行について、認定機関、認証機関等による自主的検討が進められ、ガイドラインの目的が達成されることを期待しています。
1.ISO9001(品質マネジメントシステム)やISO14001(環境マネジメントシステム)をはじめとするマネジメントシステム規格認証制度は、企業等の組織に品質向上、環境配慮等のための然るべき体制が存在することを国際規格に基づいて実証するものです。
2.しかしながら、最近ではマネジメントシステムの認証を取得した企業において認証に係る不祥事が頻発し、制度がこうした不祥事を抑止できていない点が問題視されるなど、社会の制度に対する信頼感は高まっているとは言い難い状況にあります。
3.このため、経済産業省では、制度の信頼性を確保するため、認定機関、認証機関をはじめとする関係者が取組むべき事項について昨年9月から関係者とともに検討を重ねてきたところです。今般、パブリックコメントを経て「マネジメントシステム規格認証制度の信頼性確保のためのガイドライ
ン」として別添の通りとりまとめました。
ン」として別添の通りとりまとめました。
4.ガイドラインは、制度全体の情報公開の充実や、形式だけでなくパフォーマンスに着目した審査の徹底を進めること等を通じ、制度を社会により分かりやすいものとすることを求めています。今後は、ガイドラインの具体化・実行について、認定機関、認証機関等による自主的検討が進められ、ガイドラインの目的が達成されることを期待しています。
5.なお、制度の信頼性に関する問題意識は国際的なものでもあるため、経済産業省としては関係者との連携の下、諸外国や国際標準化機構(ISO)、国際認定機関フォーラム(IAF)といった国際的組織に本ガイドラインを踏まえた働きかけを行っていく予定です。
1.ガイドライン制定の背景
2.認証機関に係るガイドライン
(1)認証に係る規律の確保
(2)審査員の質の向上と均質化のための取組の推進
(3)認定機関への協力
3.認定機関に係るガイドライン
認定機関は、いわばMS認証制度の総括的管理者として、以下の点について取組を進めること。取組を進めるに当たって、認証機関が適切な対応をとるよう、認定行為において然るべき措置を講ずること。
(1)認証を受けた組織の不祥事等への対応の適正化7
認定機関は、認証を受けた組織が認証に関係すると思われる不祥事等の問題(規格不適合を疑わせる問題)を起こした場合の対応プロセスを整備し、公表すること。
この際、特に
〔簑衄生の把握
(1)認証を受けた組織の不祥事等への対応の適正化7
認定機関は、認証を受けた組織が認証に関係すると思われる不祥事等の問題(規格不適合を疑わせる問題)を起こした場合の対応プロセスを整備し、公表すること。
この際、特に
〔簑衄生の把握
認証に関係するか否かの判断
8彊柄反ヂΔ硫畆此⊃該沙砲ける組織側の故意の虚偽説明、認証機関や審査員の力量の問題 等)の究明
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(2)認定行為の透明化
(3)有効性審査の徹底
(4)MS認証制度の積極的広報
(5)MS認証に係る情報の積極的提供
(6)国際整合性への配慮
4.ガイドラインに沿った取組
本ガイドラインを実際のMS認定・認証業務に確実に反映させるため、認定機関、認証機関は、経済産業省等とも連携しつつ、本ガイドラインを実行に移すためのアクションプランを策定し、それを公開すること。
また、アクションプランの実施状況についても公開し、社会からのフィードバック等を踏まえ、取組の継続的改善を含めたフォローアップを行うこと。
本ガイドラインを実際のMS認定・認証業務に確実に反映させるため、認定機関、認証機関は、経済産業省等とも連携しつつ、本ガイドラインを実行に移すためのアクションプランを策定し、それを公開すること。
また、アクションプランの実施状況についても公開し、社会からのフィードバック等を踏まえ、取組の継続的改善を含めたフォローアップを行うこと。