『水俣』という漢字。世界の公害病の走りじゃっどな。
そん水俣が、『水俣病』ば、のいこえて、生まれ変わろうとしとっど。
そん一部ば紹介すっでな。
熊本県水俣市袋、国道３号線沿い
水俣病の対策はを。水俣湾の埋め立てから始まったじゃっど。
海は埋め立てていっで、魚をはぐくん 海藻がなか うんになってしまう。
そいば心配された漁協の組合長。せっせせっせと水俣川ん上流に
落葉樹の植樹をされつづけやったじゃっど。
そして長年の年月ょ経て、今の百間港の埋立地が完成。
ときをおなじゅうして、水俣湾にゃワカメなんどの海藻のジャングルはでくうし
九州東海大学じゃったとおもう。観察の結果、水俣湾に浮かぶ恋路島付近にゃ珊瑚の群落が形成。死の海から、生命みなぎい、海にさいせいされとったど。
こげんなったた水俣に暮らっしゃあしが、屈辱を 悔しさの余り、追い払いやったこっが、こげな海が戻ってきたこてなったじゃって思うとじゃっど。
そして陸に目を転じればを。
百間の埋立地には、環境博物館なんどが建って、そこに道の駅なんどば造って
人が集まってきて、もう１っ度、あげな苦い苦しいこた繰り替えさんどな、そげな
思いが伝わってくう憩いの広場になっとっとじゃっど。
こんごら 薔薇園がいっぺ楽しませて くいやっごっなっとっとじゃっど。
そしてことしゃ、国土交通省のボランティアグループ、『道守』の幹事が、熊本県の団体。百間港のいいぐち付近から水俣橋のあいだん道端の空き地にや、花壇ばどっさい造ってあって、環境美化運動、そりゃ立派なもんじゃっど。
そして、ひまわり畑。袋郵便局を挟んで、山側の畑にゃ、ひまわりがどっさい咲いとったで、慌ててカメラんシャッターば押したっじゃっど。
まこて、こんごら水俣が生まれ変わった・・・・そげん おもて見方じゃった。
こいから どんどん かわっどな。