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[転載]【衝撃事件の核心】道路も塞いだ元教師女性「ゴミ屋敷」で逮捕

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(MSN産経ニュース 2013.7.20 07:00)[衝撃事件の核心 west]
(山本考志)
 
★ 家財道具やゴミなどであふれかえる女性の自宅。
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 奈良県五條市で、
自宅前の道路に大量の家財道具などを積み上げて
通行を妨害したなどとして、
奈良県警五條署が7月10日、
道路法違反の疑いで
★ 無職女性(63)を逮捕した。

 女性宅は5年ほど前から
自宅前の道路も含めてごみ屋敷化し、
県警は異例の逮捕に踏み切ったが、
女性が釈放された後も自宅敷地内はごみに埋もれたまま。

 かつては小学校で教鞭(きょうべん)もとっていたという女性が、
なぜ、ごみ屋敷をつくり出したのか。

 専門家によると、
ごみ屋敷の住人には、
生活を維持する意欲や能力を失う
「セルフ・ネグレクト」という心理状態が多くみられるという。
 
 女性は昨年から、
自宅に入り切らないパイプ椅子やキャリーバッグ、
傘、ペットボトルなどを
自宅前の幅約1・8メートルの市道に並べ始めた。
●「道路は物を置くのに便利だった」
と話していたという女性が荷物で埋めた道路は、
隙間が30センチほどしかなく、
人一人がやっと通れるような状態だったという。

 女性は数年前まで小学校で教員を務め、
高齢の母親と近くの別の民家で暮らしていた。
 5年ほど前に、
母親は介護が必要になり、福祉施設に入所。
このころから女性のごみ収集が始まった。

 ごみは瞬く間にあふれ返るようになり、
女性宅の隣家で一人暮らしをしていた高齢女性は、
はみ出してきたごみで
自宅の出入りにも支障をきたすようになったため、
● 転居を余儀なくされたほどだ。

 女性はその後、
ごみのせいで家が手狭になったのか、
今回の事件現場となった道路沿いの民家を
新たに借りて転居した。

 軽乗用車を所有しているが、
車内も運転席以外のスペースはすべて荷物で埋められ、
路上駐車を続けるなどの行為を繰り返したという。
 
「ルポ ゴミ屋敷に棲む人々」の著書もある
帝京大の岸恵美子教授(公衆衛生看護学)は、
今回の事件について
「女性は公共の福祉を害しており、逮捕は必要だったと思う」としながらも、
「根本的な解決にはならない」と指摘する。

 岸教授は以前、
東京都内の自治体で、
保健師としてごみ屋敷の問題に対処した経験がある。
そうした家主の多くに、
● 生活を維持する意欲や能力を失う
「セルフ・ネグレクト」という心理状態が
多くみられたという。

 今回の女性について、岸教授は
●「母親と離れた暮らしに空虚感を抱き、
物を集めることで心の穴を埋めようとしているのではないか」と推測。
「そうした状態を脱するためには、
新たな人間関係を築く必要がある」とする。

 改善策として、
「逮捕を受けて住民が女性との距離をさらに広げることのないよう、
行政の専門職が仲介役となり、
女性が支援を受け入れやすい環境づくりを進めていくべきだ」
と提案している。

 この問題の根深さは、
ごみの撤去が簡単ではないということだ。
● 家主が敷地内のごみの所有権を主張した場合、
強制的な撤去は難しくなる。
 これが、多くの自治体が対応に苦慮している理由でもある。

 こうした中、東京都足立区は昨年4月、全国で初めて、
ごみ屋敷問題に専門的に対処する
「生活環境調整担当課」を設置した。
 今年1月には、区がごみを強制撤去できるようにした条例も施行された。

 区によると、条例では
区がごみ屋敷を確認した場合、
悪臭や害虫の発生など近隣への影響を調査し、
家主を指導する。
それでも改善されなければ、
弁護士や医師などでつくる審議会で対応を検討。
命令や事案の公表などを経て、強制撤去などの手続きに進む。

 ただ、実際の運用面では
家主の意思を尊重することも心掛け、
家主が撤去費用を捻出できない場合は、
区が100万円を上限に補助するとしている。


 3月の審議会では、
社会的に孤立したごみ屋敷の家主に対する支援が決定された。
この家主は区に生活保護申請の手続きを進めて転居。
社会福祉協議会の見守りを受け、生活再建を目指しているという。


めんどくせ~、が口癖の
アッチョ爺の住居も
ゴミで溢れています。
数十年ほったらかし、
なんてのもあります。

転載元: アッチョンブリケ総研


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