汚染水の海洋放出検討は妥当=IAEAの勧告支持―米原子力規制委員長
時事通信 12月6日(金)12時24分配信
来日中のマクファーレン米原子力規制委員会(NRC)委員長は6日、国際原子力機関(IAEA)調査団が東京電力福島第1原発事故の影響で蓄積する放射能汚染水について、海洋に放出する可能性を含めて検討すべきだと勧告したことは「妥当だ」と述べ、支持する考えを示した。東京都内の米国大使館で記者団に答えた。
IAEA調査団は4日に、基準値以下の汚染水であれば「放出することを含めた選択肢を検討すべきだ」との報告をまとめていた。
また同委員長は、福島第1原発事故を原因とする汚染物質が米西海岸地域に与える影響に関する報道が米国内で出ていることについて問われ、「人々が放射線の影響を心配するのは当然だ」と指摘。一方で、「米国(の海)に到達する放射線の量は最大でも飲料水基準の100分の1未満」との予測に言及し、冷静な対応を呼び掛けた。
IAEA調査団は4日に、基準値以下の汚染水であれば「放出することを含めた選択肢を検討すべきだ」との報告をまとめていた。
また同委員長は、福島第1原発事故を原因とする汚染物質が米西海岸地域に与える影響に関する報道が米国内で出ていることについて問われ、「人々が放射線の影響を心配するのは当然だ」と指摘。一方で、「米国(の海)に到達する放射線の量は最大でも飲料水基準の100分の1未満」との予測に言及し、冷静な対応を呼び掛けた。