B.B.キング(B. B. King、本名Riley B. King、ビー・ビー・キング、1925年9月16日 - )は、アメリカ合衆国のブルースギタリスト、歌手、作曲家。1950年代から現在まで常に第一線で活躍してきたブルース界の巨人。
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において2003年は第3位、2011年の改訂版では第6位。 「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第96位。
B.B.キング (2006年ホワイトハウスにて) | |
Riley B. King | |
Beale Street Blues Boy | |
1925年9月16日(88歳) | |
アメリカ合衆国ミシシッピ州イッタベーナ | |
ブルース リズム・アンド・ブルース | |
歌手 ギタリスト 作曲家 | |
ギター | |
1949年 – 現在 | |
ブレット、モダン/RPM、ケント、ブルースウェイ、ABC、MCA、ゲフィン | |
www.bbking.com |
ニューオリンズでBB King
略歴
1925年9月16日にミシシッピ州北西部のイッタベーナのプランテーションに生まれる[2]。幼少の頃は小作人として働く。その後ギターを手にし、幼くして頭角を現し始める。T-ボーン・ウォーカーやロニー・ジョンソンと言ったギタリストの音楽だけではなく、ゴスペル音楽にも触れていたという。
やがて彼は、メンフィスのラジオ局WDIAでDJをするようになった。そのときに番組のスポンサーだった飲料の名前から「The Pepticon Boy」と名乗っていたのが後に「Beale Street Blues Boy」となり、略して「Blues Boy」と呼ばれるようになった。これのさらなる略称が「B.B.」であり、名前の由来である。
1949年、ナッシュビルのレーベル、ブレット・レコードに4曲を吹き込み、レコード・デビューを果たした。翌年には、ロサンゼルスのモダン/RPMと契約する。1951年末にシングル「3 O'clock Blues」がR&Bチャートの1位を記録。これを機に以降、数多くのヒットを世に送り出す存在となった。
1964年には、後に多くのアーティストが取り上げるスタンダード・ナンバーとなった「Rock Me Baby」を発表。
1980年代から2000年までの間は、アルバムのリリースは少なくなる一方、テレビのショーへの出演やライブへの出演が多くなり、特にライブの回数は年に300回にも達していたという。
1998年には長いキャリアにおいて初のセルフ・プロデュース作品『Blues on the Bayou』を発表し、同アルバムでグラミー賞を受賞。