マレー人
1行目: マラッカのエンリケ• ハムザ・ハス• ハン・トゥア 4行目: シェイク・ムザファ・シュコア• トゥンク・アブドゥル・ラーマン• ペンギラン・アナク・サレハ | |||||||||||||||||||||
約2億7800万人 | |||||||||||||||||||||
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マレー語、インドネシア語、ジャウィ語、タイ語、英語 | |||||||||||||||||||||
イスラム教スンナ派(約99.9%) |
マレー人とは、本来はマレー半島、スマトラ島東海岸、ボルネオ島沿岸部などに住んでマレー語を話し、マレー人と自称する人々(民族)のことを指し、マレー語ではムラユ Melayu と呼ぶ。漢字では馬来人と表記した。移住により南アフリカの人種構成にも影響を与えた。
さらに広義には、オーストロネシア語族とほぼ同じ意味で、台湾の先住諸民族(高砂族など)、ミクロネシアの諸民族、ポリネシアの諸民族、マダガスカル人なども含めて「マレー系」と呼ばれることもある[要出典]が、正確さに欠ける言い方である。
サブグループ
マレー語またはムラユ語(マレーご、Bahasa Melayu, ジャウィ文字:بهاس ملايو)は東南アジアのマレー半島周辺地域で話されるオーストロネシア語族の主要な言語である。広義にはマレーシア語、インドネシア語等を含む。
概略
マレー語は、オーストロネシア語族・西オーストロネシア語派に属する言語である。マレーシアの国語(2007年よりマレーシア語、bahasa Malaysiaと呼ばれる)、シンガポールとブルネイの公用語(マレー語、Bahasa Melayu)、インドネシアの国語や東ティモールの作業語(インドネシア語、bahasa Indonesia)は、言語学的には同一言語の方言として位置づけられ、タイ南部のマレー系イスラム教徒の話すジャウィ(ヤーウィー)語(ภาษายาวี、بهاس جاوي )ほか、文法・語彙に共通点のある30以上の諸言語もそれに含まれる。
マレーシア語とインドネシア語の差は、植民地時代の宗主国の違いと、それによる借用語の来歴に多くを拠っている。一説には、両者の一致率は90%前後とされる。
Traditional Malay Song & Dance マレー人の歌と踊り
言語名
日本語で「マレー語」といった場合、インドネシア語を含みうるが、通常逆はなく、マレーシア語やシンガポールの公用語を「インドネシア語」とは呼ばない。マレーシア人にとって「マレー語」(Bahasa Melayu)は、一般にマレーシアの標準語である「マレーシア語」を指す。
ブルネイ、シンガポールでは、「マレー語」が公用語名である。一方、インドネシアで「マレー語」は、マレー人の話す地域言語という意味でもっぱら用いられる。さらに、スマトラ島中東部やリアウ諸島、ボルネオ島の一部では、言語学上の「マレー語」の意味で、「インドネシア語」(Bahasa Indonesia)と呼んでいる。
外来語
マレー語話者の大半はイスラム教徒だが、アラビア語由来、ペルシア語由来の外来語はあまり多くない。理由の一つに、マレー語は語根に接頭辞や接尾辞を加えることによって造語や、品詞変化が容易に出来るため、高等概念や抽象概念も固有語で表現することが比較的多いためである。
第二に、それでも抽象的な概念や宗教的な用語は外来語に頼ることも多いが、マレー語にはイスラム教伝来以前に、インド文化を通してサンスクリット由来の外来語が多く入っているため、むしろそちらの語彙を使うことが多い。東南アジアではインド亜大陸に見られるような、インド文化とイスラム文化の衝突は起きなかったため、マレー語ではウルドゥー語のように、サンスクリット由来の外来語がアラビア語に置き換えられるようなことは、それほど多くはなかった。
以上のことはインドネシア語にも当てはまるが、よりアラビア語由来の外来語が多いのが特徴である。また、英語からの外来語は少ない分、オランダ語、ポルトガル語からの外来語、またジャワ語などから流入した借用語が多いのもインドネシア語の特色といえる。
日本人よありがとう