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[転載]黒木睦子さんの裁判により発生する当事者以外への影響

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2014-12-08 01:29:39
テーマ:日向製錬所と黒木さん
さ黒木睦子さんを訴えた(株)日向製錬所と(有)サンアイは、この裁判により第三者へも影響を与える事を考えているのでしょうか?

特に関係者の中で意図せぬ影響を受けるのが、3人の地権者です。

そもそも黒木さんのブログを読むと

必ず誰かがバックマージンを得ているだろうと思うはずで、地権者の中には市議会議員もいるので、私はそこを一番重要視していますが

当初は、前の記事にも書いたように(有)サンアイが処分費を上乗せした過剰な運搬費を得ていたのではないか?と感じましたが(株)日向製錬所、(有)サンアイ、地権者の言っている事をもう一度考えて見るとバックマージンを得ていたのは地権者だとすれば、それはそれで辻褄があいます。

(株)日向製錬所はグリーンサンドを(有)サンアイに売ったと発言している事になっていますが、産廃と認識されない様にと言う意図と、原告側から埋めさせてくれと頼んでいる以上、地権者の問題となる事を防ぐ為だと考えれば話はわかります。

今回の黒木さんが問題としている事例と似たような裁判の判例を見ると、そのほぼ全てが運搬費の他に「処分費」や「開発費」名目で、お金が動いています。

(有)サンアイがグリーンサンドを本当に買っていないとすれば、地権者へ「開発費」等の名目でお金が支払われ、その中から(有)サンアイに造成工事費が支払われたと思えば、誰も損はしません。

損どころか得をしている可能性もありますが、これはあくまで想像の範囲での話と書いておきましょう。

これが第一工区、第二工区の一個人である地権者であれば、個人との取引なのでお金に関しては、問題視出来ないかもしれませんが、第三工区の地権者は地元日向市の市議会議員です。

市議会議員であれば、市民にちゃんとした説明をするべきの話で、今回の裁判で産廃逃れの疑いがハッキリすれば議員辞職は逃れられないのではないでしょうか。

黒木さんのブログの中で、この市議会議員は黒木さんに議員を辞職すると発言されていますが、何も問題なければ何故議員辞職すると言う発言が飛び出すのかが不思議です。


グリーンサンドに発がん性物質!?

また

ツイッターでグリーンサンドの成分の半分を占めるシリカは、発がん性物質に指定されていると言う話が出ましたが
(ソースがまとまっているサイト)⇒http://www.asyura2.com/14/genpatu41/msg/333.html


このツイートには私も注目していてツイートがあった当初にすぐ調べたら、確かにシリカは発がん性物質に指定されていました。

しかし、その後後追いでブログに書かなかったのは、グリーンサンドに含まれるシリカの有害性についてもう少し調べる必要があると思ったからで

今分かる範囲では、シリカには天然の物と、合成されて出来た物があり、その中で結晶質の物と非結晶質の物が各々あると言う事で、発がん性物質に指定されているのは結晶質のシリカの様です。

結晶質シリカを発がん性物質だと指定したのは国際的組織のようで、日本国内でもこの指定を受け、厚生労働省内で検討会が開かれていたようですが、

その記録を見ると日本国内で主に使用されているのは、非結晶質シリカで問題ないがそれがナノレベルの細かい微粉末の場合でも有害性は無いのか?と言う事の様で、動物実験では直接体内に注入して場合に死亡例も出ているようですが、結果的には有害性は無いとされた様です。

気になる人は、厚生労働省のサイトで「シリカ」と検索すると、検討会の資料を見ることが出来ます。

グリーンサンドは結晶質だとする話も出ていますが、これ以上は詳しい人に深堀りしてもらうとして、裁判にこの話を出すのは大いに賛成で、その中でこの話を最も簡単に証明するのは、MSDS(安全データシート)を(株)日向製錬所に出してもらう事だと思います。

もちろん訴状にMSDSがグリーンサンドを説明する為の資料として添付されていればそれを確認すれば良い話ですが、訴状を閲覧したとする方々の話では、グリーンサンドのパンフレットの様な物があったと言う話以外は聞こえてきません。

例え資料が分厚くても、原告側には弁護士がついているので、証拠の一覧表があるはずで、グリーンサンドについて調べる気があれば当然そう言った資料を真っ先に見るはずで、

いくら裁判の目的が名誉棄損、営業妨害といった事であっても、この様な安全な商品であるのに、いちゃもんをつけられた上に営業妨害されたとする、その安全を証明する資料がパンフレットのみでは少ないし、

前に訴状の話をした時にグリーンサンドを軸にしていないのはおかしいと言ったのはそう言う意味からです。

厚生労働省のサイトを見ると対象化学物質であれば1%、特定第一種化学物質では0.1%以上含む場合は、MSDSを作成する様に指導されている様で、グリーンサンドの成分はシリカが46~58%を占めるとなっていますし

このMSDSの中で、有害性を示すGHS区分の表記や使用上、取扱い上の注意書きを示すようになっていて、シリカについては結晶、非結晶を問わずMSDSの交付が必要だと言っていますから一発です。
非結晶シリカについてMSDSを交付しまければならないのか(厚生労働省)

シリカMSDS発がん性
シリカMSDS咳

グリーンサンドの性質を考えると、当然粉塵に対する注意書きもされているはずですし、その他にも記載例では「必要に応じ個人用保護具の使用」や「河川等に排出され、環境等に影響を与えないように注意する」「環境中に放出してはならない」等が書かれています。
石英のMSDS記載例

発がん性物質だとしても使ってはダメと言う訳ではないと思いますが


裁判により当事者以外へ与える影響


住民説明会ではJIS製品で安全だと言う説明で、パンフレットは配布されたそうですが、MSDSも配布されたのか?発がん性物質が含まれていると言う説明がなされたのか?そう言った説明があっても黒木さん以外の住民は納得したのか?

と言う部分で話は進められますし、発がん性の話が出れば
黒木さんの様に「安全なら一筆書いてくれ」と言う人が他にも出て来たかも知れません。

更に、他の企業のグリーンサンドと同様な製品でMSDSが発行されているのか?と言う話に進み、これを機に非鉄スラグの製品に関してのMSDSの発行が強化、厳密化され、他の企業にはありがた迷惑な話にもなりかねません。

また、ツイッターでは道路での使用に関しJIS規格化を目指す最中のスラグに、発がん性のあるシリカが含まれていると言う事を国に通報したと言う事も話され、

担当官は「知らなかった」との事ですが、なんかしらは調べるはずで、JIS規格化に向けて何かしらの影響が出る可能性も無くはないし

宮崎県の環境管理課も「検討してみます」と回答
https://twitter.com/sei_ongakukouko/status/540039839286960128

そうなると他の企業や団体から、(株)日向製錬所はいらぬ事をしてくれたと思われる事も予想出来ます。

となれば、今回の裁判は当事者だけの話では終わらず、地権者へのいらぬ疑いがかかる事の他、業界への多大なる影響を与える可能性もあり、相討ちどころか実質は勝利となる可能性も出てくるので、材料としては十分な様に思います。

また住友金属鉱山の株価情報サイトにも、今回の裁判に関するツートが掲載されていると言うツイートもあります。
http://www.kabuka.jp.net/rating/5713.html


お金の動きを追え

有害性を問うのもわかりますが、それより先に何度も書いているグリーンサンドについてのお金の動きを調べる動きは無いのでしょうかね。

市民メディアみやざきでは、地権者の話も聞いた様な雰囲気があり、個人の話だからと詳しい話はされませんでしたが、

もし地権者が買っているなら代金はいくらで、その価格は通常に取引されている価格と比べてどうなのか?「開発費」等の名目でお金の受領がなかったか?と言う部分を誰か取材して欲しい所ですが

黒木さんは裁判の中で地権者の話も聞きたいと言っていたので、いずれわかる事になるのかと思います。

ただ、(有)サンアイとの逆有償取引の可能性も捨て切れません。
前の記事で、産業廃棄物として処理すると宮崎県の場合、処理費だけで1t¥21,000かかると書きましたが

群馬県で起きたスラグ問題の報道を見ると、逆有償なら1t数百円での取引も可能と書かれています。
http://mainichi.jp/feature/news/20140805k0000m040150000c.html

でも(株)日向製錬所は、そんなリスクを抱えてまでグリーンサンドを動かしたかったのか?単なる経費削減の為?売上?業績目標?とちょっと不思議ですが

宮崎県では(株)日向製錬所のある細島港の再開発を計画している様で、その中で現在グリーンサンドが野積みされている所も開発区域に入り、日向市の市長は市議会でこんな答弁をしています。

「グリーンサンドをとって埋め立てし30ヘクタールの工業団地ができる」
日向市議会H26-6月定例会議事録

グリーンサンドを使った造成工事を連発しているのは、こう言った理由で在庫を減らしておきたいと言う事なのかもしれません。

道路工事ではないでしょ?

そう言えば、先日ネットニュースで、黒木さんの事についてコラムが掲載され、「あれは単なる道路工事で不法投棄でもなんでもない」と書かれていますが、あれ完全に現場の場所を勘違いしてませんか?
造成した所に資材置場があったんですか?

更にマニフェストの話が無いと書かれていますが、そんなの当たり前で、(株)日向製錬所がマニフェストを発行したらその瞬間に産業廃棄物として取り扱ったと言う事になり、

(有)サンアイは不法投棄をした事になりますし、逆にマニフェストが無いから廃棄物ではないと言う理屈は通らず、産廃逃れの疑いが強い(株)日向製錬所がマニフェストなど発行するはずがありませんし、触れたくもないでしょう。

環境アセスメントもNEXCO西日本の物を見ているんでしょうけど、何か名のある方の様なので、もっと調べてから公表しないと東九州自動車道の工事でグリーンサンドが検出されたと書かれているので、余計な迷惑をNEXCO西日本にかける恐れもありますから、早目に記事を訂正された方が良いかと思います。
宮崎で環境汚染を訴えるおばさん…どう見ても道路工事なお話

もう既に、問い合わせしなければならないリストにNEXCO西日本を入れた人もいると思いますしね。

まぁ資材置き場が設置された時期と入札情報から、どの業者が工事を施工したのかを調べておくのも良いかもしれませんよ。


国と県と市とで今、港湾改訂計画をやっておりますけれども、日向製錬所の向こうのほうに70ヘクタールの工業団地をつくって、そしてグリーンサンドがありますけれども、あそこもとって、埋め立てをして、30ヘクタールの工業団地ができる。いわゆる100ヘクタールの工業団地ができる、港が整備される、高速道路ができるということは、それだけの企業の立地の環境というものがこれまでと違った環境が出てくる。そうすると、いわゆる流出もあるかもしれませんけれども、それ以上に私は来るんではないかな、物流とか人流とかというものは来るんじゃないかなと、そういうふうに思っていますし、また、そういったことをしなければならないと思います。



工事

九州支社

  入札状況調書 契約状況表 随意契約結果書 契約変更状況表平成26年12月平成26年11月平成26年10月平成26年9月平成26年8月平成26年7月平成26年6月平成26年5月平成26年4月平成26年3月平成26年2月平成26年1月平成25年12月平成25年11月平成25年10月平成25年9月平成25年8月平成25年7月平成25年6月平成25年5月平成25年4月平成25年3月平成25年2月平成25年1月平成24年12月平成24年11月平成24年10月平成24年9月平成24年8月平成24年7月平成24年6月平成24年5月

転載元: 公徳心を流行らせよう

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