くぼみの底に2メートル以上のヘドロ、手がかり見つからず 水島海保
2012.2.8
水島海上保安部(同市水島)は8日、岡山県倉敷市の海底トンネルの事故を受け、潜水士がトンネル先端付近の海底のくぼみの潜水調査を行った結果、くぼみの底には少なくとも2メートル以上のヘドロが堆積(たいせき)していたと発表した。底には穴は確認できず、行方不明者の手がかりなどは見つからなかった。
水島海保によると、くぼみは円柱状で直径約20メートル、深さ4~5メートル。側面は粘土質で握りこぶし台の石が積み重なっていた。底部は平らで水深約16メートル。調査にあたった徳山海上保安部(山口県周南市)の潜水士が底部に立ったところ、約1メートル沈み、鉛製の重り(10キロ)は約2メートル沈んだという。
水島海保は「くぼみは事故と関連していると思うが、どういう仕組みでできたのか不明。「今後は警察や消防など関係機関と協議して活動を検討する」としている。
潜水調査は8日午前と午後の計2回実施。午前の調査後、潜った大黒真司主任航海士は「くぼみは形状や規模からいって自然にできたとは考えにくい。今回の事故でできたと推察される」と語った。
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瀬戸大橋や漁港を造るために瀬戸内海の底を浚渫したところが窪地になっています。
窪地には生活排水からのヘドロやゴム製品が堆積しています。
堆積物はフワフワで水を良く通します。
だから、トンネルが掘れなくなりました。
原因は生活排水のヘドロだと思います。