黎明館企画展「縄文人のこころと祈り」
会期:平成24年1月17日(火曜日)~5月6日(日曜日)
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豊かな自然の恵みを受けながら,時にその過酷さの中に生きた縄文時代の人々。かたちに残らない「縄文人のこころと祈り」を知る手がかりに,土偶や石刀,石棒など,実用をはなれた特殊な土製品・石製品があります。未だ謎に包まれた縄文時代の精神文化に関わる県内発見の稀少な資料の数々を紹介します。
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展示の構成
第1章縄文時代早期の南九州
自然の恵みや子孫の繁栄を願いくりひろげられたとされる縄文のまつりや儀式。全国的にも珍しい縄文時代早期後半の土製品や異形石器,壺形土器の埋蔵などを紹介します。
第2章縄文時代前・中期の祈り
全国的には縄文時代後期以降とされてきた石刀や石剣。その序章とも見られる県内出土の稀少な資料などを紹介します。
第3章縄文の赤
台付皿形土器や岩偶,赤色顔料を納めた埋蔵土器など,「縄文の赤」にまつわる資料を紹介します。
第4章軽石製岩偶の世界
軽石を素材に線刻や造形で人形を表した南九州の軽石製岩偶や石棒を紹介します。
第5章祈りのかたち(縄文時代後・晩期)
縄文時代の精神文化がクライマックスをむかえる時期。珍しい三角柱状土製品や有孔球状土製品,司祭者の権威の象徴とも言われる石刀や石冠などを紹介します。
旧石器時代
人類の長い歴史の中でいちばん古い時代は旧石器時代とよばれている。そのころは氷河時代ともよばれ,寒い氷期と暖かい間氷期とがくりかえしおとずれた。氷期には日本列島とアジア大陸とが陸続きになったこともあり,この陸の道をとおって大陸の各地から動物や人が日本列島へやってきた。
このころの人々は,各地を移動しながら狩をして暮らしていた。道具としては石器や木器・骨角器などがある。なかでも,石器は暮しをささえる大切な道具で,その形やつくり方には時期や地域によるちがいがみられる。
縄文文化
1万3千年ほど前,弓矢で狩りをし,土器で食物を煮炊きする新しい生活が始まった。それからほぼ1万年間を縄文時代とよんでいる。
早い時期の南九州の縄文文化は,他の地域に先がけてめざましい発達を見せていた。
その後,前期から中期にかけては,やや停滞気味の様相を呈するが,後期になると再び文化の興隆を見るようになる。
このことは当時の植生と深いかかわりがあり,草創期から早期及び後期のいずれの時期も,南九州には落葉広葉樹の森が広がり,その森の恵みをうけて文化の創造がなされたものと考えられている。
早い時期の南九州の縄文文化は,他の地域に先がけてめざましい発達を見せていた。
その後,前期から中期にかけては,やや停滞気味の様相を呈するが,後期になると再び文化の興隆を見るようになる。
このことは当時の植生と深いかかわりがあり,草創期から早期及び後期のいずれの時期も,南九州には落葉広葉樹の森が広がり,その森の恵みをうけて文化の創造がなされたものと考えられている。
弥生文化
縄文時代も終わりを迎えようとするころ,狩りや採集とともに,稲作を営む人びとが現れた。やがて,2千4百年ほど前から米づくりは広がり始め,弥生時代とよぶ新しい社会がおとずれた。
鹿児島の米づくりは,すでに縄文時代の終わり頃には行われており,弥生時代前期のうちには低地から台地の傾斜地にまで広がっている。半ばをすぎるころには台地でも栽培されるようになり,階級社会をもつ都市とみられる集落も出現した。
弥生文化の特色は,米づくりのほかに,大陸系の磨製石器や金属器の使用にあり,これらは鹿児島においても見ることができる。
鹿児島の米づくりは,すでに縄文時代の終わり頃には行われており,弥生時代前期のうちには低地から台地の傾斜地にまで広がっている。半ばをすぎるころには台地でも栽培されるようになり,階級社会をもつ都市とみられる集落も出現した。
弥生文化の特色は,米づくりのほかに,大陸系の磨製石器や金属器の使用にあり,これらは鹿児島においても見ることができる。
交通
【航空機】
- 鹿児島空港より鹿児島市内行き空港バス「金生町」下車徒歩10分
【JR九州】
- 鹿児島駅から徒歩15分
- 鹿児島中央駅から電車・バスを利用
【市電・バス】
- 「市役所前」下車徒歩5分
【市内巡回観光バス】
- 「薩摩義士碑前」下車すぐ
【駐車場】
- 照国神社鳥居を右折し直進普通車125台,バス20台
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地中から発掘される遺物の多くは土器です。
時代とともに須恵器や磁器も発掘されます。
土器を注意ぶかく見ると、さまざまな文様が描かれています。
抽象的な文様が多く、意味は分かりませんが、美しい模様が刻まれています。
展示室には、土器の形や文様の変遷が分かるように、展示されています。
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石器は、人間がはじめに使いだした道具の一つです。
鹿児島では、旧石器時代から人間が住んでいたことが、発掘の結果から分かります。
さまざまな石器が発掘されていますが、その用途や製法もいろいろです。
形だけではどう使ったのか分からない物もあります。
展示室には、古代から近世まで、鹿児島の人々のくらしを支えた、さまざまな石の道具を展示しています。
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古代の人々は動物の骨や貝殻を加工するなど、身の回りのさまざまな物を使って道具にしていました。
発掘される道具から、当時の人々が暮らしていた環境や暮らしぶりを、想像することもできます。
展示室には、発掘された遺物とともに、当時の人々の暮らしのようすが展示されています。
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地中から発掘される遺物の多くは土器です。
時代とともに須恵器や磁器も発掘されます。
土器を注意ぶかく見ると、さまざまな文様が描かれています。
抽象的な文様が多く、意味は分かりませんが、美しい模様が刻まれています。
展示室には、土器の形や文様の変遷が分かるように、展示されています。
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石器は、人間がはじめに使いだした道具の一つです。
鹿児島では、旧石器時代から人間が住んでいたことが、発掘の結果から分かります。
さまざまな石器が発掘されていますが、その用途や製法もいろいろです。
形だけではどう使ったのか分からない物もあります。
展示室には、古代から近世まで、鹿児島の人々のくらしを支えた、さまざまな石の道具を展示しています。
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古代の人々は動物の骨や貝殻を加工するなど、身の回りのさまざまな物を使って道具にしていました。
発掘される道具から、当時の人々が暮らしていた環境や暮らしぶりを、想像することもできます。
展示室には、発掘された遺物とともに、当時の人々の暮らしのようすが展示されています。
鹿児島市立ふるさと考古歴史館 | |
住 所 | :〒891-0144 鹿児島市下福元3763番地1 |
開館時間 | 9:00~17:00 | ||||||
休館日 | 月曜日(休日のときはその翌日) 年末年始(12月29日~1月1日) | ||||||
観覧料金 |
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交通機関 |
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□ アクセスマップ
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