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[転載]IAEA調査団が除染のやりすぎは非効率的!過剰な除染避けるべき

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 『除染やりすぎは非効率』IAEA調査団が助言
 
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会見する国際原子力機関(IAEA)調査団のメンバー=14日午後、東京都千代田区、金子淳撮影
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 日本政府の求めで除染の進め方について助言するため来日中の国際原子力機関(IAEA、本部ウィーン)の調査団が14日、除染で過剰な対応を避けるよう求める報告書をまとめた。そのうえで森林や線量の低い場所での全面的な除染は時間や費用の面で効率が低いとした
 環境省の基本方針案は、事故による放射性物質の飛散で追加される被曝(ひばく)線量が年1ミリシーベルト以上の地域を国の責任で除染するとしている。しかし、1ミリシーベルト以上とすると対象は広範囲にわたるため、他の除染作業への人繰りに支障が生じたり、除去土壌がさらに多くなったりすると指摘する関係者もいるほか、兆円単位の費用も課題となっている。
 報告書に強制力はないが、調査団は日本政府の要請。細野豪志環境相は記者団に「基本方針は変えないが、地域での具体的なアクションに生かしていきたい」などと発言し、こうした課題を背景に、国と各自治体が協議して作る除染計画に助言を反映させる可能性があることを示した。
 
 
IAEA報告書、除染計画の見直しを政府に提言(ウォール・ストリート・ジャーナル)
http://jp.wsj.com/Japan/node_324914
2011年 10月 15日 18:06 JST
 【東京】国際原子力機関(IAEA)は14日に公表した報告書で、東京電力福島第1原子力発電所周辺地域の放射能汚染への対処について一段と焦点を絞った現実的な政策を取るよう日本政府に提言した。
  12人のメンバーからなるIAEA除染専門家チームが作成した同報告書では、「被曝量の削減にそれほど効果的でない可能性のある過度に保守的な方法を避けることが勧められる」と言及した。同チームは政府ならびに地方自治体が行っている様々な除染プロジェクトをここ9日間にわたって視察した。
  環境省は先月、年間の被曝量が5ミリシーベルト以上の地域を除染する場合には、2400平方キロメートル超の面積の土地が除染される必要があるとの試算結果を示した。政府試算によると、その費用は1兆円を超える見通し。また、対象地域の大半は人口の少ない森林地帯だ。
 環境省は年間の被曝量をさらに1ミリシーベルトまで引き下げるという圧力にさらされている。そうなれば、政府の資金援助が必要な除染作業の量がさらに増大することになる。
 しかし、今回のIAEAの報告書では、放射性廃棄物の処理場が不足しているために、「有効な除染活動が過度に制限され、損なわれることになり、国民の健康と安全が危険にさらされることになりかねない」と指摘した。IAEAの専門家チームは日本政府に対し、一段と現実的な目標を設定するとともに、土を全部除去するというよりも表面の土を地下に埋めるなど、実施が比較的容易な除染方法を採用するよう要請した。
 IAEA除染専門家チームのホアン・カルロス・レンティッホ団長は記者会見で、「森林など一部地域で(除染の)プロセスを調節する余地があることが分かった」と述べた。
 レンティッホ団長は、「慎重になり過ぎることを避けるという観点から戦略を最適に調節することが非常に重要だ。利益と負担のバランスを図ることが重要だ」と語った。
 同団長はさらに、金銭的コストだけを考慮するのではなく、かかる時間や発生する廃棄物、作業員の被曝についても検討する必要があると強調した。
 同報告書はまた、課題が膨大なにあることを考慮し、地方自治体や地域社会の一段の協力を呼びかけた。
 IAEAの視察は、3月の福島第1原発事故の発生以来、今回が2回目となる。
 日本の食品輸出が引き続き、海外で安全性のイメージにかかわる深刻な問題から打撃を受けるなか、除染作業は急務だ。中国を訪問中の枝野経産相は14日、中国に対し日本の魚介類や農産物を購入するよう要請した。日本にとって主要市場の1つである中国向けのこうした品目の8月の輸出は、前年同月比で30%超減少した。
記者: Mitsuru Obe
 
 

<洗っても洗っても、どうしても落ちない放射能>

 
神戸大学大学院教授、山内知也氏(放射性エネルギー応用科学の専門家)
が、市民団体の依頼で、8月下旬、福島市の東に位置する渡利地区、
小倉寺地区、南向台地区で放射能調査を行いました。
この3つの地区は、福島第一原発から約59キロ~60キロの距離に
位置します。

調査の結果、渡利、小倉寺地区の5ヵ所で採取された土壌のセシウムを調べたところ、5ヵ所中4か所で、チェルノブイリの特別規制ゾーンや移住の
義務ゾーンに相当しするという驚くべき結果があきらかになりました。

この地域は6月にも調査をおこなっていますが、その時よりも放射能濃度が
大きく上がっていたそうです。これは周囲を山林で囲まれた地形から、雨に
より放射能が移動したと考えられるそうです。

もちろんこの地区の住民は何も知らされず、
 
子どもたちはふだん通り学校に通っているそうですが、
 
通学路や遊び場の場所でもチェルノブイリの特別規制ゾーンに相当する土
 
壌汚染が確認されたという事、こんな中での緊急時避難準備区域の解除、
 
そして除染と言っているのですが
 
山内氏は、除染はできないと断定しています。

屋根がわらなど、高圧洗浄機で洗っても
 
7割程度は汚染が残ってどうしても

放射能は落ちないそうです。

一見表面は平らに見える屋根がわらも、原子レベルの目で見るとそこはで
 
こぼこ、穴だらけの世界、セシウムなどの放射性核種は原子ですから、その
 
穴だらけの世界に入り込み水で洗ったぐらいでは
 
落ちないのです。
 
 

転載元: 原発情報


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