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[転載]暴動、パリ中心部に拡大 仏政権最大の試練

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http://img5.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/cc/6c/mrg1130mn/folder/835761/img_835761_16239608_0?20051107224114

 
【パリ6日共同】フランス各地に飛び火した若者らの暴動は、10日目を迎えた週末の5日夜、パリ中心部や同国南部の地中海沿いのリゾート地ニースなどほぼ全土に拡大。6日早朝までの一夜で車両918台が燃やされたほか、学校や商店への放火が相次ぎ、これまでで最大の被害を出した。ドビルパン首相は5日、閣僚やパリのイスラム教指導者と対応を協議したが事態沈静化の兆しはなく、政権は最大の試練にたたされた。今後、暴動が長期化すれば、内政や観光産業に大きな影響を与えることは必至だ。
 AP通信などによると、5日夜から6日未明にパリ中心部で28台の車が燃やされた。パリ南方のエソンヌ県では保育園と小学校に放火されたほか、地中海沿岸部の都市でも暴動が発生。全国で186人が拘束された。
(共同通信) - 11月6日17時54分更新

フランスは欧州でも保守的な国。
自国の文化に誇りを持っていて、移民に厳しい。
俺もフランスに行ったことがあるが、パリの街を歩いてる時、おばあちゃんにすれ違いざまにすごい剣幕で怒鳴られたことがある。
フランス語が分からなかったので、
「ヘンなばあさんだな・・・」と思った。
それが差別なのかどうなのか分からないが、切符を買う時も、こちらが英語で話してるのに、わざとフランス語で返してきたりもしたので、
「この国はヨソ者に厳しいな・・・」
と思った。

フランスもかつての植民地からの移民が多い。フランスに行って、黒人が多いことにも驚いた。
ドイツではトルコ人の多さに驚いたが。

今回の暴動は、
「当局がアフリカ系移民の少年を変電所に追い詰め感電死させたことに対して」
とのことだが、これはきっかけで、移民たちの今までの不満が爆発した形だろう。
サルコジ内相が「人間のくず」発言をしたことも火に油を注ぐ結果になった。

アメリカでも、黒人に対する警察の不当な暴力に対するロス暴動があった。
あのときは大統領の「武力で鎮圧することも辞さない」という示威行動で沈静化された。

異なる民族、異なる宗教との共存は常に高度なバランスが要求される。
同じ民族、同じ宗教で人々が団結するのは至極当然だし、共通の敵があってこそ、人々は団結できると思う。
政府の役割のひとつは、自国にあるこれらの集団をいかに平和裡にまとめるか、ということだ。
それが治安の維持に繋がるし、政権の安泰にも繋がる。

暴動は、虐げられた者の自己顕示の数少ない手段である。
世間に「俺達がこんなに暴れているのは何故だかわかるか?」
とメッセージを送っている。
自分達に暴れるだけの正当性がある、と信じている。
またフランスは、
「政府に対する不信が募ると、民衆の力が政権を転覆させる」
ということを繰り返してきたお国柄。

民主主義とは、多数決が原則の政治形態だ。少数派の移民たちは政治に自分達の意見を反映させることはほとんど期待できない。
民主主義とて完璧ではないということを改めて認識させられる。

この暴動、いかに収束させるか見ものだ。
昨今の日本も、中国人、韓国人による治安悪化が懸念されている。
日本は幸いまだ移民問題にまでは至っていないが、
将来の日本にとって、いい教訓になるかもしれない。

おわり

転載元: MKNY.


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