平成24年1月1日 自由民主党 石原 伸晃 幹事長
昨年、わが国は東日本大震災や台風など、大きな災害に見舞われ、悲しい出来事が続きました。いまだに厳しい生活を余儀なくされておられる方々に対して、心からお見舞い申し上げます。
このような悲しみの中、希望の光を見つけるとすれば、それは日本人の“絆”の強さを再確認できたことではないでしょうか。日本人が互いに手をとり合い、苦境から立ちあがろうとする姿は、世界の人々を感動させました。
国政においては、相変わらずの野田・民主党政権の無定見な運営により、数々の重要政策は先送りされたままです。不退転の覚悟を示したはずの消費税について、野田総理は民主党内すらまとめられません。
普天間基地の移設問題もこう着状態のまま、日米関係に改善は見られません。マニフェストも、公党間の約束も守らず、約束していないことばかりやろうとする民主党に、これ以上政権を担う資格はありません。
私達は保守政党です。保守とは、他人を頼るのではなく、自分の足で立つ「自助」を第一とする考えです。「天は自ら助くる者を助く」これが保守の基本です。自分一人ではどうしようもない時には、地域で、仲間同士で助け合う。つまり「共助」が第二なのです。「公」が出てくるのは最後です。
「まず自助、次に共助、最後に公助」が私たちの目指す社会です。民主党のような「バラマキ」を繰り返せば、自立できず、公に頼る人ばかりが増え、社会は歪んでしまいます。頑張った人、努力した人にはそれなりの成果があって当然です。そのために、みんなが努力する。その結果、日本が元気になるのです。
一刻も早く、民主党政権を解散・総選挙に追い込むことが、本年の第一の課題です。そして、わが党の力の源である地方組織を通じ、日本全国の「保守」の力を結集して、来る総選挙に勝利し、政権奪還を果たします。そして自民党が先頭に立って、わが国が抱える諸課題の解決に取り組んでいきます。