黄砂(Dust and sandstorm:DSS)環境省
黄砂は従来、黄河流域及び砂漠等から風によって砂塵が運ばれてくる自然現象であると理解されてきました。しかし近年では、その頻度と被害が甚大化しており、急速に広がりつつある過放牧や農地転換による土地の劣化等との関連性も指摘されています。このため、黄砂は単なる季節的な気象現象から、森林減少、土地の劣化、砂漠化といった人為的影響による環境問題として認識が高まっているとともに、越境する環境問題としても注目が高まりつつあります。
- 黄砂情報提供ホームページ(環境省・気象庁共同情報ページ)
- 環境省と気象庁が提供する黄砂飛来情報に関する総合リンクサイトです。環境省の黄砂観測ライダーによるリアルタイムの黄砂飛来状況や、気象庁の目視観測による黄砂実況ページ及び飛来予測などがご覧いただけます。
環境省の黄砂飛来情報はこちらからもご覧いただけます。 - 黄砂ってなに?
- 黄砂はどこからどのように飛んでくるのでしょうか?黄砂を顕微鏡で見るとどんな形をしているのでしょうか?
黄砂の基本について知りたい方のためのページです。 - 過去の黄砂飛来状況
- 過去の黄砂飛来状況について、概況や黄砂関連データをご覧いただけます。
- 黄砂実態解明調査
- 環境省では日本に飛来する黄砂の物理的・化学的性質を解明するため、「黄砂実態解明調査」を平成14年度より実施しています。
このページでは、調査方法や中間報告書(平成19年3月)や報告書(平成21年3月)などがご覧いただけます。 - 黄砂問題検討会
- 環境省では、黄砂問題に係る科学的知見の整理・収集を行うとともに、我が国の黄砂問題に対する今後の取組について検討しています。
このページからは、黄砂問題検討会報告書(平成17年9月)、同中間報告(平成16年9月)、及び英文概要版等がご覧いただけます。
また、黄砂問題検討会では、黄砂実態解明調査のデータ解析、評価等も行っています。(黄砂実態解明調査はこちら) - 黄砂対策への環境省の取組
- 黄砂観測のためのライダーモニタリングシステムの構築、国内5カ所で実施している黄砂実態解明調査、及び黄砂対策に関する国際共同プロジェクト(ADB-GEF黄砂対策プロジェクト)の概要等を紹介しています。また過去の報道発表資料一覧もご覧いただけます。
- 黄砂関連リンク集
- 黄砂パンフレット
- 黄砂発生の仕組みや、日本への飛来状況、黄砂がもたらす影響、黄砂の実態解明に向けた国内外の取組、黄砂対策等について、わかりやすくまとめられています。
日本語版
英語版
黄砂の健康被害は、咳、頭痛、鼻水、微熱、痰など
中国の大気汚染がついた黄砂で、日本人の体が弱っています
黄砂の飛散量は、中国に比べて非常に少ない日本ですが、日本に飛散してくる黄砂の粒子は非常に細かいので、健康被害は深刻です。
その影響は、花粉症が少し悪化したり、鼻やノドがかゆくなる程度では収まりません。PM2.5の粒子は、肺の奥にまで到達し、傷つけられた肺組織から血液の中に流入して全身を巡り、重要な臓器も少しづつ傷めていきます。黄砂は、アルカリ性なので体内に吸着・蓄積されやすく、粘膜を傷つけやすい形状なので、年月がたてばたつほど、中国のように、人体に大きな影響が出ます。
中国では、黄砂の影響で、病気になる人もいるほど。
黄砂の中に、細菌や中国の大気汚染も含んでいるため、肺部感染・心血管疾患・心筋梗塞・高血圧・脳卒中なども増えます。
花粉症を悪化させる大きな原因は、花粉よりも、黄砂スモッグです。
その影響は、花粉症が少し悪化したり、鼻やノドがかゆくなる程度では収まりません。PM2.5の粒子は、肺の奥にまで到達し、傷つけられた肺組織から血液の中に流入して全身を巡り、重要な臓器も少しづつ傷めていきます。黄砂は、アルカリ性なので体内に吸着・蓄積されやすく、粘膜を傷つけやすい形状なので、年月がたてばたつほど、中国のように、人体に大きな影響が出ます。
中国では、黄砂の影響で、病気になる人もいるほど。
黄砂の中に、細菌や中国の大気汚染も含んでいるため、肺部感染・心血管疾患・心筋梗塞・高血圧・脳卒中なども増えます。
花粉症を悪化させる大きな原因は、花粉よりも、黄砂スモッグです。
黄砂の健康被害は西日本だけでなく東日本にも広がっています
東海道線上では、浜名湖より東の地域は、日本アルプスが壁になるため、大量に黄砂が飛散する頻度が少なかったのです。そのため、東京・神奈川などが中心のメディアは、たまに東京に届いた時だけ、テレビで大騒ぎする程度でした。東京での被害が少ないことが、メディアで黄砂の問題を掘り下げていなかった理由の一つです。しかし、関東でも、地形の影響か、千葉県は黄砂の飛散が多く、最近は、関東地方にも飛散するようになってきました。
黄砂の健康被害や体調不良の症状
黄砂にさらされると、目の充血や、人によっては炎症熱が激しく出るため、細菌感染やウイルス感染でないのに、のどの腫れがあったり、黄色の鼻水が出たりします。そのため、細菌などの感染症と誤診されることもあります。この炎症の薬として抗生剤は不適切です。黄砂に吸着されていた汚染物質という活性酸素で傷ついた体に、抗生剤という活性酸素を追加することになるからです。
黄砂によって粘膜が傷つくことで、鼻をかむと微量の出血を確認したり、ちょっとしたことで鼻血がたれてきたりすることも。
黄砂を吸い込んで、数日たってから、アレルギー反応が出たり、眼精疲労になることもあります。
黄砂で咳喘息になる場合もあります。
黄砂はアルカリ粒子ですので、肺の奥に大量に吸引されると、肺に固着してしまいます。そうなると最近の黄砂に含有量が増えている汚染物質が長期に渡って血液中に少しづつ吸収されることになります。このことによって、呼吸器官の繊維化を促進するため酸素摂取能力が低下し、炎症反応を起こしやすくなるため、黄砂を吸って1ヶ月以上たってからも、疲労感、脳力低下、耳鳴り、ウイルスに対する免疫力低下、結石、腎炎(なんと冬になって症状が出ます)、頭痛、筋肉の性能低下による関節痛、腱鞘炎、足がつる、こむらがえり、ふくらはぎの痛み、線維筋痛症、アトピー性皮膚炎(特に顔面)の悪化などを引き起こします。
黄砂によって粘膜が傷つくことで、鼻をかむと微量の出血を確認したり、ちょっとしたことで鼻血がたれてきたりすることも。
黄砂を吸い込んで、数日たってから、アレルギー反応が出たり、眼精疲労になることもあります。
黄砂で咳喘息になる場合もあります。
黄砂はアルカリ粒子ですので、肺の奥に大量に吸引されると、肺に固着してしまいます。そうなると最近の黄砂に含有量が増えている汚染物質が長期に渡って血液中に少しづつ吸収されることになります。このことによって、呼吸器官の繊維化を促進するため酸素摂取能力が低下し、炎症反応を起こしやすくなるため、黄砂を吸って1ヶ月以上たってからも、疲労感、脳力低下、耳鳴り、ウイルスに対する免疫力低下、結石、腎炎(なんと冬になって症状が出ます)、頭痛、筋肉の性能低下による関節痛、腱鞘炎、足がつる、こむらがえり、ふくらはぎの痛み、線維筋痛症、アトピー性皮膚炎(特に顔面)の悪化などを引き起こします。
黄砂に付いてる中国の大気汚染で、春夏秋冬、健康被害を受けています
黄砂に付着している中国の大気汚染の影響で、咳喘息になったり、百日咳と診断されたり、感染症に弱くなったり、扁桃腺が腫れて膿がたまっていたりします。また、免疫が乱されてアレルギーになったり、膠原病が悪化して間質性肺炎が出たり、熱が出たり、さまざまな体調不良を引き起こします。
黄砂は肺の奥まで入り込んで付着するので、悪影響は長く続き、過敏性肺炎に移行する人や、秋に咳喘息になる人もいます。黄砂そのものに敏感でない人は、後日、ダメージを実感することもあります。たとえば、黄砂の微粒子が血液中に入り込むと、腎臓に負担をかけるため、足がつる人も増えますし、冬になって腎炎を発症する人もいます。
黄砂は毛穴の奥にも入り込むので、アトピー性皮膚炎(露出度の高い「顔」へのダメージが特にひどい)も悪化して改善しにくくなります。
鼻炎などの症状の原因を花粉のみに誘導しているテレビや新聞の情報だけに頼らず、インターネットの検索も駆使して、家族のために、いますぐ、黄砂対策を!
黄砂は肺の奥まで入り込んで付着するので、悪影響は長く続き、過敏性肺炎に移行する人や、秋に咳喘息になる人もいます。黄砂そのものに敏感でない人は、後日、ダメージを実感することもあります。たとえば、黄砂の微粒子が血液中に入り込むと、腎臓に負担をかけるため、足がつる人も増えますし、冬になって腎炎を発症する人もいます。
黄砂は毛穴の奥にも入り込むので、アトピー性皮膚炎(露出度の高い「顔」へのダメージが特にひどい)も悪化して改善しにくくなります。
鼻炎などの症状の原因を花粉のみに誘導しているテレビや新聞の情報だけに頼らず、インターネットの検索も駆使して、家族のために、いますぐ、黄砂対策を!
黄砂飛来、空気中のカビや細菌5倍に(2009年4月)
黄砂が飛んで来ている時には、空気に含まれるカビや細菌などの微生物が、黄砂がない時の5倍多い
黄砂が来た2008年5月と、来ていなかった09年4月に、石川県珠洲市の上空約800メートルの空気中から微生物の破片を採集。遺伝子を手がかりに比べたら、黄砂時には約5倍の濃度で微生物がいた。確認できた種類は、黄砂時に20種余り。来ていない時に見つかった9種とはすべて別のものだった。
黄砂の影響を巡っては、京都大などのグループが小児ぜんそくの発作の危険性が高くなると報告。筑波大などのグループは、黄砂に口蹄疫ウイルスの遺伝子が含まれる可能性があると警告している。
黄砂の影響を巡っては、京都大などのグループが小児ぜんそくの発作の危険性が高くなると報告。筑波大などのグループは、黄砂に口蹄疫ウイルスの遺伝子が含まれる可能性があると警告している。
光化学スモッグ+黄砂 鼻炎、のど炎症患者急増(2007年5月)
大気汚染生活に“影” 光化学スモッグ+黄砂 鼻炎、のど炎症患者急増。西日本一帯、運動会短縮も
中国大陸から飛来する汚染物質との関連が指摘されている光化学スモッグの発生と、同じく偏西風に乗って西日本一帯に降り注ぐ黄砂。この大気汚染のダブルパンチが市民生活に大きな影響を及ぼしている。のどの痛みやせき、鼻水など花粉症に似た症状を訴える患者が急増しているのをはじめ、27日に運動会を予定している小学校では、午前中だけの開催にするなど対応に苦慮している。
「熱はないし、風邪をひいているわけじゃないのにせきが出て鼻水が止まらない」。福岡市中央区の会社員男性(46)は、つらそうな表情で、はなをかんだ。今月中旬から診療所に通い、気管支の炎症を抑える薬を服用中。職場には同じような症状を訴える人が何人もいるという。
福岡県内では5月、アレルギー性結膜炎や鼻炎、のどの痛みなどを訴えて医療機関を受診する人が急増。
九州厚生年金病院(北九州市八幡西区)の高橋保彦小児科部長は「例年なら3月で減少に転じる花粉症のような症状を訴える患者が、5月の連休以降、逆に増えた。このころ問題になっていた黄砂の飛来と光化学スモッグの“複合汚染”が影響しているのではないか」と指摘する。
光化学スモッグは今季、4月下旬以降、数回、注意報が発令された。範囲は福岡県内のほか、工場のばい煙や車の排ガス汚染がほとんどない長崎県の対馬や熊本県の天草、大分県南部、山口、広島の各県に及び、黄砂の飛来範囲とも重なる。
このうち、27日に85の小学校で運動会が予定されている北九州市では、市教委が注意報が発令されたらイベントを直ちに中止するよう通知している。
各地のガソリンスタンドでは、洗車機の前に車列ができている。その列に並んでいた福岡県古賀市の主婦(32)は「洗っても洗っても黄砂で車が汚れる」とウンザリした表情。福岡市中央区で客待ちしていたタクシー運転手男性(52)も「今の時期の黄砂は何かが混ざっていて車体にこびりつく。はたきでは落ちない」とこぼした。
http://kobe-haricure.net/health/e76.htm
「熱はないし、風邪をひいているわけじゃないのにせきが出て鼻水が止まらない」。福岡市中央区の会社員男性(46)は、つらそうな表情で、はなをかんだ。今月中旬から診療所に通い、気管支の炎症を抑える薬を服用中。職場には同じような症状を訴える人が何人もいるという。
福岡県内では5月、アレルギー性結膜炎や鼻炎、のどの痛みなどを訴えて医療機関を受診する人が急増。
九州厚生年金病院(北九州市八幡西区)の高橋保彦小児科部長は「例年なら3月で減少に転じる花粉症のような症状を訴える患者が、5月の連休以降、逆に増えた。このころ問題になっていた黄砂の飛来と光化学スモッグの“複合汚染”が影響しているのではないか」と指摘する。
光化学スモッグは今季、4月下旬以降、数回、注意報が発令された。範囲は福岡県内のほか、工場のばい煙や車の排ガス汚染がほとんどない長崎県の対馬や熊本県の天草、大分県南部、山口、広島の各県に及び、黄砂の飛来範囲とも重なる。
このうち、27日に85の小学校で運動会が予定されている北九州市では、市教委が注意報が発令されたらイベントを直ちに中止するよう通知している。
各地のガソリンスタンドでは、洗車機の前に車列ができている。その列に並んでいた福岡県古賀市の主婦(32)は「洗っても洗っても黄砂で車が汚れる」とウンザリした表情。福岡市中央区で客待ちしていたタクシー運転手男性(52)も「今の時期の黄砂は何かが混ざっていて車体にこびりつく。はたきでは落ちない」とこぼした。
http://kobe-haricure.net/health/e76.htm